MFTの願い
 MFT内サイト検索
投げる > 投げる形を作る > 軸足をつけたまま投げる練習

軸足をつけたまま投げる練習

本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2005年5,6月号)

写真のように、軸足を地面につけたまま出来るだけ最初の位置から動かないようにして、投げる練習を紹介します。
体重移動や回転、両足でしっかり踏ん張ってリリースをすることなど、より力を発揮するための様々なチェックが出来ます。

この練習をする際は、リリースの形を意識して練習に取り組んでみてください。両足(特に軸足)でしっかり踏ん張って投げるイメージを持つことができるようになります。

着地直前まで足先は横を向ける

足を上げてから着地するまで、両肩、両腰、両ひざ、両足首、ひじ(またはグラブ)の関節がずっと投球方向に対して、真横の向きを保つイメージを持つとフォームが安定します。

実際には着地のときには、写真の右側のように足の先は投球方向を向きますが、イメージとしては、着地の直前まで横を向いているイメージを作ってください。

股関節の硬さは開きの元

股関節が硬い選手は足先だけを投球方向に向けることが出来ず、ひざや腰もいっしょに投球方向を向いてしまうため、着地するときにはすでに腰が開いています。

体の開きをぎりぎりまで抑え、瞬間的な力を発揮するために、股関節の柔軟性が重要な役割を果たします。

リリースの形を意識する

ボールに体重が乗っている例
この写真はリリースの形ですが、軸足(※)-ひざ-腰-肩-指先までほぼ一直線になっています。

体全体の体重をボールに乗せている感じで、前でボールを放すことが出来ています。

※ 軸足の地面を押している(接地)部分
実際は、投げる動作には腕のひねりが入ることや、リリースの腕の高さに個人差があるため、必ずしもこのような形になるとは限りませんが、このようなリリースのイメージを持つことは、非常に効果があります。
腰が落ちてしまった例 一方、軸足側のひざが曲がりすぎて、腰が完全に落ちてしまうと、ボールに力を乗せづらくなります。

軸足を残し、伸ばして投げる練習をすることで、このような投げ方を矯正することが出来ます。
Copyright (C) 2001-2023 MFT Co.,Ltd. All Rights Reserved.