バランス1
野球の技術論はたくさんありますが、正しい技術の習得のためには、技術練習の前に、土台となる基礎体力および、様々な運動能力を高めることが必要です。
基礎的な能力が整わないままに技術練習を反復しても、悪い癖がついて、いくら数をこなしても上達しないということが起こります。
このページでは、運動能力の中でも、バランスについて詳しく述べていきたいと思います。
正しい形で静止する
真っすぐ普通に立つということは、誰もができて、簡単なようですが、実は完全にぴったり静止して立つことは誰にもできないのです。(真っすぐ立つことの難しさ参照)
写真のように、不安定な場所に立つと、ごまかしが利かないため、正しい姿勢で立つことが要求され、続けているうちに自然に、正しい姿勢が身につきます。
最初はなかなかうまくいかないかもしれませんが、続けていれば、誰もが自然に自分に適した位置がわかるようになります。
ここに注目
正しい重心の位置を意識するために、足の親指の付け根の上に乗るという言葉を伝えてください。(重心が前すぎても、後ろすぎても、足の外側でも不安定であることを確認してください)
また、スクワットの姿勢のときは、つま先よりもひざが前に行かないよう、注意してあげてください。どうしてもその形が作れない子は、股関節が硬いことが考えられますので、股関節の柔軟性を先につけるよう指導してください。その指導を怠りますと、腰痛の原因になることがあります。
また、スクワットの姿勢のときは、つま先よりもひざが前に行かないよう、注意してあげてください。どうしてもその形が作れない子は、股関節が硬いことが考えられますので、股関節の柔軟性を先につけるよう指導してください。その指導を怠りますと、腰痛の原因になることがあります。
片足で立つ練習
片足で立つ練習です。
安定するまでは補助者に、支えてもらい、そのあと自分でバランスを取って立ってみてください。
投手の練習としても、非常に有効です。
バッティングの構えの練習
アジリティディスクの上で、バットを構えて立ってみます。ぐらつかなくなり、安定して立てるようになったら、そのイメージを忘れないうちに、地面の上で同じように構えてみてください。
このようにすることで、正しい重心の位置を体の感覚で覚えることができ、体重移動も安定して行えるようになります。
(トップの形参照)