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下半身を有効に使うには

本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2006年10月号)

バットを振るのもボールを投げるのも腕を使いますので、どうしても腕の動きに目が奪われがちです。

しかし、腕と足では、足の方がはるかに大きな力を発揮することができます。
ですから、力強い動きをするためには、下半身の力を有効に使うことが非常に重要になります。

下半身の力を有効に使うということを理解しやすくするため、二人一組になって二人でバットを押し合ってみる
下半身の力を有効に使うということを理解しやすくするため、二人一組になって二人でバットを押し合ってみてください。

一見両腕だけでバットを押しているように見えるかもしれませんが、両足でしっかり踏ん張らないと相手の押しに負けてしまいます。
右側の選手の場合、特に後ろ足の親指の付け根に大きな力がかかっています。力強いバッティングをするためにもこのようにしっかり踏ん張ることが大変重要になります。

するどく回転するために

野球の動きは単純に前に力を伝えるだけではなく、体の回転も重要です。
単純に前に押すだけであれば、左側の選手のように前のめりになって体重をかけたほうがより強い力を発揮できるかもしれません。

駒に見立てた回転軸
しかし、回転をする場合はどうなるでしょうか?

駒の絵を加えた写真をご覧下さい。

この写真でわかるとおり、駒の回転軸のブレが少なければ、回転も安定するし、効率よく力を使えるようになります。

一方、体が前のめりになると回転軸が安定せず、両足での踏ん張りも不十分になります。

下半身を有効に使うということは、両足でしっかり踏ん張り、軸のぶれの少ない回転をしながら前方に効率良く力を伝える動作ということになります。

次ページ以降では、力を有効に使うことができる形作りを中心に話を進めていきます。

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