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スクワットの正しい形1

本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2002年1月号)
● 下半身の力強い使い方 (スクワットとランジ)

「もっと下半身を使え」と多くの指導者は言います。
でも、子供達は力めば力むほど上半身に力が入りがちです。

感覚的に、下半身を使うことが大事だとわかっていても、具体的にどうすればいいのかを選手に伝えることは難しいことです。

そこで、正しい下半身の形を覚えるための基本形として「スクワット」「ランジ」の形を中心に、下半身を有効に使うための形について説明してみたいと思います。

※ 「スクワット」「ランジ」の重要性に関しては、野球の基本的な動きのページを参考にしてください。

スクワット
写真は、正しいスクワットの形です。

注目して欲しいのは、膝がつま先より前に出ていないことです。
ひざが前に出た悪い例
● ひざが前に出すぎる悪い例

一方、こちらの写真は膝が前に出ている悪い例です。

上の写真の形と比べて、太ももの前と後ろの筋肉の張りを確認してみてください。

この状態から前にジャンプする時、前後両方の筋肉が使えているのはどちらでしょうか?

手で実際に触って確かめてください。

この写真のように、ひざがつま先から出てしまうと、太ももの後ろの筋肉(大腿二頭筋)をほとんど使えていないことがわかると思います。
● 後傾になった悪い例
腰が後ろに引けた悪い例
次に、膝が前に出てしまう選手に、「膝をつま先より前に出すな」と注意すると多くの選手がこの写真のような形になります。

この形では、軽く後ろに押すだけで、倒れてしまいます。つまり重心が後ろにあるために、不安定な状態なのです。

スクワットの形を例にとって、下半身の使い方を説明したのは、この形が、守備の体制や、リードを取った時の走者の体制とほぼ同じ形だからです。
◆ 関連ページ
回転3 - バッティングで力の入る形、入らない形の解説
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