スクワットの応用練習
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2002年2月号)
バッティングやスローイングだけではなく、守備や走塁など、動いている時にも正しい下半身の使い方ができることで、力強く正確な動きを身につけることができます。
今回は動きながら、とっさの瞬間に正しい形を身につけるためのスクワットの応用練習を紹介します。
そして、できれば着地の時に、膝をクッションのように使うのではなく、できるだけ膝をつぶさずにピタッと正しいスクワットの形で止まって着地するよう選手に意識させてください。
膝をクッションにした使い方をしていると、下半身の力を充分に地面に伝えることができず、力を逃がしてしまうからです。
(注)負荷が大きいために、膝や腰に不安のある選手には、多くの回数を行わせないよう注意してください。
ジャンプをしてスクワットの形で着地した瞬間に指導者の方は、前後左右どちらかに合図をして、素早くスタートを切らせてください。
野球の守備の構えは、打球の行方を判断して、前後左右どの方向にも素早くスタートが切れる形でなければなりませんが、重心が、いずれかの方向にずれている時は、その反対方向にスタートを切るタイミングが一瞬遅くなります。
素早い判断力を養うと同時に、重心のズレを修正するいい練習方法です。
今回は動きながら、とっさの瞬間に正しい形を身につけるためのスクワットの応用練習を紹介します。
スクワットの形からの連続ジャンプ
スクワットの形から連続してジャンプします。できるだけ高く遠くへ飛ぶことを意識させてください。そして、できれば着地の時に、膝をクッションのように使うのではなく、できるだけ膝をつぶさずにピタッと正しいスクワットの形で止まって着地するよう選手に意識させてください。
膝をクッションにした使い方をしていると、下半身の力を充分に地面に伝えることができず、力を逃がしてしまうからです。
(注)負荷が大きいために、膝や腰に不安のある選手には、多くの回数を行わせないよう注意してください。
上の写真の2コマ目で、飛ぶ直前に膝が前に出ていますが、これは前に飛ぶために重心が移動したからです。
実際にゴロを捕る時も、スローイングへの連続動作の中で、重心が前に移動する時は膝が前に出ます。
実際にゴロを捕る時も、スローイングへの連続動作の中で、重心が前に移動する時は膝が前に出ます。
スクワットの形からのスタート
野球の守備の構えは、打球の行方を判断して、前後左右どの方向にも素早くスタートが切れる形でなければなりませんが、重心が、いずれかの方向にずれている時は、その反対方向にスタートを切るタイミングが一瞬遅くなります。
素早い判断力を養うと同時に、重心のズレを修正するいい練習方法です。