トップの形 (バッティング編)
プロ野球選手でも、個性的な構え方をする選手は非常に多くいます。
しかし、どの選手もステップしたあとの「トップの形」は非常にしっかりしたものになっています。
その「トップの形」についてこれから説明していきます。
強く、正確なスイングを生むために
ステップした時に、力がたまっていて、これからいかにも力強いスイングができるという形になっている必要があります。
このとき、両足の重心配分は、おおよそ6:4を目安にします。
ほんのわずかに真ん中より後ろよりに体重を残すことで、下半身の力を有効に使うことができます。
理想の形を作るために
「このやろう」という気持ちを込めて、目の前のものを思いっきり殴るための体勢を作ってみてください。
一番力強いパンチを打てる形が、その人にとって力強いスイングをするためのステップ時の理想の形になります。
上半身と下半身にねじれを作り、大きな力を発揮するための準備をします。
ひねりすぎに注意
「大きな力」を発揮するためにねじりを作りますが、ひねりすぎてしまうと、バットの出が遅くなります。
速い球に差し込まれたり、変化球に対応できなくなるので注意しましょう。
大切なのは、バットの出が遅れずに大きな力を発揮することです。
この二つが両立する自分に適したトップの形を探しましょう。
「このやろう」の形は、スローイングの際にも共通します。
(注)実際に投げる場合、着地した時に踏み出した足が投げる方向に真っすぐ向きます。着地する直前のイメージの形と考えてください。
バットやボールを持っているか、何も持っていないかの違いだけで、 ほぼ同じ形になっていることがおわかりでしょう。
爆発的な力を発揮するために、この瞬間の形が非常に重要であることを理解してください。