流れるような動きをつくる3 ~足裏の重心の意識~
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2008年8月号)
足の指先で地面をつかむような感覚を身につけるために、足の裏のどの部分に体重がかかっているかを確認して、姿勢をチェックしてみましょう。
パワーポジション
(スクワットの基本姿勢)
(スクワットの基本姿勢)
写真は、効率良く動くことのできる基本の姿勢です。
ここではスクワットの基本姿勢と呼んでいます。
ひざを曲げる深さによって、守備の構えにも、バッティングの構えにもなります。
アメリカンフットボールでは「パワーポジション」と呼び、左右前後どの方向からタックルされても、一番力強く踏ん張ることができる形とされています。
そして、左右前後どの方向にも素早くスタートできる形でもあります。
この姿勢を作る時に、足の裏のどのポイントに体重がかかっているかを意識してください。
一般的に、親指の付け根の膨らんでいるところ(拇指球)が良いとされています。
※ 様々な種目のトップアスリートは、より安定しやすいのは親指と人差し指の付け根の間だと言っています(写真参照)。
拇指球の位置
拇指球から少し内側にずれた、親指と人差し指の付け根の間がより安定しやすい