ひじを力強く使う2 (バッティング編)
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2002年11月号)
前のページで右腕で引っ張る練習(右打者の場合)を紹介しましたが、同様の方法で、左腕や両腕で引っ張る練習を紹介します。
● 左腕の引っ張る位置に注意
● 右肩が下がらないように注意
左腕に力を入れようとして、右肩が下がってしまう選手が多いのですが、下がりすぎないように注意してください。
補助者を前方に吹き飛ばすくらいのつもりで、トライしてください。
● 右ひざを突っ張らず、下半身と連動して回転する
この写真は、右ひざが突っ張り、腰の回転がないまま、腕の力だけで引っ張ろうとしています。
しかし、腕の力だけで引っ張るよりも、下半身の力をうまく使えれば、はるかに強い力で引っ張ることができます。
左腕で引っ張る
選手は補助者の腕をバットスイングの要領で、左腕一本で引っ張ります。
(右打者の場合)
● 左腕の引っ張る位置に注意
左腕が遠すぎる
左腕が近すぎる
引っ張る左腕が体から離れすぎたり、近すぎたりする場合には力が入りません。
自分の一番力の入るちょうどいい形を探ってください。
● 右肩が下がらないように注意
左腕に力を入れようとして、右肩が下がってしまう選手が多いのですが、下がりすぎないように注意してください。
両腕で引っ張る
右腕、左腕の自分に適した腕の使い方の感じをつかんだら、今度は両腕で補助者を引っ張ってみましょう。補助者を前方に吹き飛ばすくらいのつもりで、トライしてください。
● 右ひざを突っ張らず、下半身と連動して回転する
ひざが突っ張って腰の回転を妨げないように注意する
この写真は、右ひざが突っ張り、腰の回転がないまま、腕の力だけで引っ張ろうとしています。
しかし、腕の力だけで引っ張るよりも、下半身の力をうまく使えれば、はるかに強い力で引っ張ることができます。
まとめ
一番力の入る腕・ひじの使い方、そして下半身との連動の仕方について、何度も繰り返し、自分に一番適した形を身につけてください。
また、補助者は、選手の形が崩れた場合や、引っ張られる方向が投手方向に一定しているかどうか、また引っ張られる力が強かったかどうかをチェックし、選手に伝えてあげてください。
また、補助者は、選手の形が崩れた場合や、引っ張られる方向が投手方向に一定しているかどうか、また引っ張られる力が強かったかどうかをチェックし、選手に伝えてあげてください。