守備の構え方とスタート
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2005年2月号)
素早いスタートができ、無駄な動きが少なくスムーズに捕球体勢に入ることのできる、そんな構え方を目指してみましょう。
写真は、3種類の腰の高さの構えから一歩目のスタートをしています。
3枚の写真に共通しているのは、構えからスタートにおいて、頭と腰の高さがほとんど変わっていないことです。
構えるときの自分に合った腰の高さは、打球を追いかけるときに自然に動ける高さと同じにすることがポイントです。
ただし、内野手の場合は打球に追いついた後に捕球動作がありますので、動きやすいという理由であまり腰を高くしすぎると、捕球時に体を沈ませる動きが生じ、目線がぶれて捕球が難しくなります。
「構え→移動→捕球」の間に、目線・腰の上下動ができるだけ少なく、かつ動きやすい自分に適した高さを試行錯誤してみつけましょう。
上の2枚の写真のように、スタート時の上下動が大きい選手は、構える姿勢を見直してみましょう。
構える時の腰の高さの考え方
● 「構え→移動→捕球」の上下動をできるだけ少なく
構えの腰・頭の高さを保ちながらスタートをしている。
低い姿勢のまま素早く動くことができる選手向きのパターン。ゴロ捕球時の上下動が少なくなる利点がある。
高い姿勢からそのままの高さでスタートをしている外野手に多いパターン。
低い姿勢のまま素早く動くことができる選手向きのパターン。ゴロ捕球時の上下動が少なくなる利点がある。
高い姿勢からそのままの高さでスタートをしている外野手に多いパターン。
構えるときの腰の高さは、ポジションによっても違いますし、個人差もあります。
写真は、3種類の腰の高さの構えから一歩目のスタートをしています。
3枚の写真に共通しているのは、構えからスタートにおいて、頭と腰の高さがほとんど変わっていないことです。
構えるときの自分に合った腰の高さは、打球を追いかけるときに自然に動ける高さと同じにすることがポイントです。
ただし、内野手の場合は打球に追いついた後に捕球動作がありますので、動きやすいという理由であまり腰を高くしすぎると、捕球時に体を沈ませる動きが生じ、目線がぶれて捕球が難しくなります。
「構え→移動→捕球」の間に、目線・腰の上下動ができるだけ少なく、かつ動きやすい自分に適した高さを試行錯誤してみつけましょう。
スタート時に上下動が大きい場合は動きやすい高さに
低く構えた場合、低さを保ったまま素早く動くことのできる選手は問題ないのですが、腰の低さを保つことで動きが窮屈になる選手や、スタート時に体が浮き上がる選手は、最初から動きやすい高さで構えたほうがロスが少なくなります。上の2枚の写真のように、スタート時の上下動が大きい選手は、構える姿勢を見直してみましょう。