グラブの向き
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2004年11月号)
ボールを捕球するときは、適度に腕の力を抜いて、グラブを飛んでくるボールに正対させます。
※わかりやすくするためにソフトハンドを使用しています。
ボールに対するグラブの角度が悪いと、下の2枚の写真ように、捕球が難しくなります。
(グラブだと捕れてしまうかもしれませんが、写真のようにソフトハンドなど板状の物で捕球するとより難しさがわかります。)
捕球の基本のページで、捕球する位置の説明に使った写真ですが、グラブが少し前側に傾いているように見えます。
実は、写真をご覧いただくとわかるとおり、手首は自然な角度に保たれていて、球の勢いに負けない形になっています。
一方、捕球面をボールに対して完全に正対させようとすると、手首が後ろに返ってしまいボールの勢いに押されやすくなります。高めの強い球は後ろにはじかれやすくなりますので注意しましょう。
また、手首に余計な力が入りやすいため、柔軟な動きも難しくなります。 小さな子供がグラブを無理に正対させようとすることで、実はボールの勢いに押されやすい形になっているのです。
軽くトスされたボールを手のひらで受け止めてすぐ目の前のバケツにはじいて落とします。
トスする人は真ん中よりやや左の肩寄り(※右投げの場合)に軽く球を投げてください。
選手は、前にはじくのではなく、腕の力を抜いてその場に球を落とすような感じで行ってください。
体の中央で捕球するのが基本ですが、左肩付近の方が腕の力を抜きやすく、自然な感覚を身につけやすいので、この練習では左寄りの球で行います。
※わかりやすくするためにソフトハンドを使用しています。
ボールに対するグラブの角度が悪いと、下の2枚の写真ように、捕球が難しくなります。
(グラブだと捕れてしまうかもしれませんが、写真のようにソフトハンドなど板状の物で捕球するとより難しさがわかります。)
× 捕球面が上を向いている
× 捕球面が下を向いている
グラブの性質を利用する
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2007年5月号)
ボールの勢いに負けない自然な形
高めの球を後ろにはじかれやすい形
また、手首に余計な力が入りやすいため、柔軟な動きも難しくなります。 小さな子供がグラブを無理に正対させようとすることで、実はボールの勢いに押されやすい形になっているのです。
自然な捕球の感覚をつかむ練習
ここまで、捕球時の注意点について説明してきましたが、自然な捕球の形を身につける練習方法を紹介します。軽くトスされたボールを手のひらで受け止めてすぐ目の前のバケツにはじいて落とします。
トスする人は真ん中よりやや左の肩寄り(※右投げの場合)に軽く球を投げてください。
選手は、前にはじくのではなく、腕の力を抜いてその場に球を落とすような感じで行ってください。
体の中央で捕球するのが基本ですが、左肩付近の方が腕の力を抜きやすく、自然な感覚を身につけやすいので、この練習では左寄りの球で行います。