ゴロ捕球の基本姿勢2
本文は、ベースボールクリニックに掲載した内容です。(2004年12月号)
ゴロ捕球の際に体が真っすぐに使えているかをチェックするために、まず足をそろえる基本形1について紹介しました。
次に、より実戦に近い形づくりとして、左足を右足より靴一足分ほど前に出して、捕球姿勢の基本1と同様の構えを作ってみましょう。
その球をはじいて相手に返します。
ゴロで返さずに、球を上に上げて、トスした相手に、正確に返せるよう練習しましょう。
このようなハンドリング操作がしやすい場所が、捕球しやすい場所でもありますので、目安にしましょう。
次に、より実戦に近い形づくりとして、左足を右足より靴一足分ほど前に出して、捕球姿勢の基本1と同様の構えを作ってみましょう。
1.両足を開く
肩幅よりやや広めに足を広げて、球の来る方向に正対します。
写真のように左足を右足より前に出します。
2.真っすぐ腰を落とす
両足の中心に体を保ったまま、腰を下ろしていきます。
両足の中央に体を位置させ、球のくる方向に対し、体を真っすぐ向けます。
3.自然な形で球を待つ (基本形2の完成)
グラブ側の手首の力を抜き、ひざがつま先よりも前に出過ぎないよう注意します。
余計な力が入らない、自然な形で球を待つ形を作ります。
これが基本形2の形になります。
捕球するグラブの位置を確認する練習方法
自然に捕球できるグラブの位置をつかむための練習として、両足をそろえる基本形1(前ページ)もしくは右足がやや前の基本形2(上記)を作って、軽く球を転がしてもらいます。その球をはじいて相手に返します。
ゴロで返さずに、球を上に上げて、トスした相手に、正確に返せるよう練習しましょう。
このようなハンドリング操作がしやすい場所が、捕球しやすい場所でもありますので、目安にしましょう。
手首の角度をつかむ練習として、ソフトハンドなど板状のものを装着して、上記同様に軽く転がされた球をはじいて相手に返す練習があります。
素手で行うよりも比較的容易に出来ますので、上記の練習が難しい場合にも試してみてください。
※ゴロ捕球の姿勢を長い時間保つのが難しい選手は、両ひざをついた状態で行っても構いません。
この練習では、体を真っすぐ使うために、あえて捕球する位置を中心においています。実際には、捕球する位置は、体の中心かもしくは左側になります。