「自立」
子どもは飛びたがるのに
大人はそれを嫌います。
寂しい・・
お世話したいのに・・
子どもが自分のことを自分でやるようになると
大人は「孤独感」に苛まれます。
本来は喜ばしいことなのに
素直に喜べない大人が多いように感じています。
孤独感との戦いは、人が超えなければいけない
1つの課題であり、嫁姑問題の原因はここです。
子どものために
目指す目的は一緒でも
それぞれの親の価値観が違います。
子どもの育つ環境は
親も心の変化や経験値による余裕もあり
兄弟であったとしても性格に差が出るのは当然です。
「子どもの人生は子どものもの」であり
当然ですが親のものではないはずです。
しかし、大人が
子どもの人生を私物化してしまう
危険性を秘めていると思います。
『自分で決めたの?』
親が言う「本人が決めました」の多くは
親が選択した2つのどちらかの最後を
子どもに選ばせる・・
と言うものです。
本来は、じっくり時間をかけて
口出しはせず、我慢に我慢を重ねて
子どもの判断を待つものですが
多くの大人は我慢できずに
ついつい口を出してしまいます。
子どもは自分で判断できなくなります。
野球が好きとも言えず
野球が嫌いとも言えず
親が一生懸命やってくれるから・・
親に申し訳ないから・・
そんな子どもが増えてはいないでしょうか?
親の本来の願いは「そこ」ではないはずで
自分の好きなことを見つけて
楽しいことも苦しいこともあるだろうけども
友達や仲間と協力しながら壁を乗り越えて
幸せな人生を送ってほしい・・
と願っているのではないでしょうか?
そのために必要なのは
子どもは親離れ
親は子離れです。
そこに気がつけば、あとは
近すぎず離れすぎずの
距離感も見えてくるのではないでしょうか?