月別アーカイブ: 2014年3月
高校野球のあるべき姿・・・
甲子園では選抜大会が開催されています。
苦しい練習を乗り越えて
地方大会を勝ち抜いた精鋭・・・
昔に比べると、技術の進歩は
目を見張るものがあります。
投手のスピード!
打者のスイング!
本当に素晴らしい限りです。
しかし・・・
「甲子園は人を育ててくれます」
「高校野球は人間教育です」
このフレーズは、もう過去のものなのでしょうか?
勝てば何をしても良いのでしょうか?
打者が捕手の構えをチラチラ覗く姿が
テレビの画面から伺えます。
名将?
古豪?
ナイスゲーム?
どれをとってもトンチンカンです。
スポーツマン精神!
正々堂々と!
高校野球が、何か恐ろしい方向に
向かっているような気がします。
体験学習・交流野球教室・・・
正解はないのですが・・・(^^;)
卒業シーズン!
行田スクール最終日は28日(金)ですが
一足早く、「勇太」が飛び立ちました。
レッスンの最終日に
私:「勇太!レッスンは今日が最後だっけ?」
勇:「はい、そうです!」
私:「そうかぁ~、これで俺もやっと平和になるよ!」
勇:「佐藤さん、本当は寂しいんじゃないですか!」
こんな会話がありました。
この会話は何気ないかもしれませんが
私にとっては勇太の成長を読み取れる
大きな大きな意味を持っています(笑)
「はい」しか言ってはいけない・・・
そんなチームもあるそうですが
高校・大学に行っても
社会に飛び立っても
このコミュニケーション能力は
とても大切だと考えています。
「はい」
「いいえ」
「違います」
「わかりました」
もっと言えば
「おはようございます」
「こんにちは」
「ありがとうございます」
最低限のコミュニケーションですが
これだけだと、「心技体」の成長に
何かしら影響があるような気がします。
礼儀正しいだけでは
何か物足りません。
本当の「迷惑」って・・・?
肘や肩を痛めた子どもが
お医者さんから一ヶ月の投球禁止と言われ
一ヶ月後に「投げていいよ」と言われ
すぐに試合に出場・・・(^^;)
大人と子どもは違うと言っても
それはあまりにも無謀です。
短い距離で少しずつ強度を上げながら
様子を見るのが一般的です。
少年野球では、本当にビックリすることばかり・・・
「痛いのに投げさせる」
こんな事がまかり通って
良いのでしょうか?
ジュニア期(小学生~14歳くらい)に
ひじ痛歴があると、痛みはなくなったとしても
完全に元に戻っているわけではなく、
高い確率でひじ痛を再発するそうです。
であるならば、「痛み」に関して
大人は子どものコンディションを
しっかり把握する義務があります。
ジュニア期に、傷めさせてはいけないのです。
痛みの最大の原因は
投球過多によるもので
根性がないわけでも
下半身が弱いわけでもありません。
単なる投げ過ぎです。
極端は話ですが、投げ方が悪いと知っているなら
投げさせない選択肢も必要です。
たとえ全国大会がかかる大一番であっても
試合に出場させるなんて有り得ません。
子ども達が花咲く場所は「今」ではなく
日本の場合の多くは「高校生」だと思います。
目先の試合にこだわる大人達。
大いに反省すべきです!
子ども達は痛くても言えないのです。
チームに迷惑がかかると信じています。
本当の迷惑とは、その試合を休むことではなく
致命傷となって野球から離れてしまうことです。