月別アーカイブ: 2012年8月

イライラせずに教えたい…(願い)

南三陸町・星さんと、今年で6回目を数えたサマーキャンプに
すべて参加してくれたのが、ハルキ&ダイスケの極悪コンビ…(笑)

中三なので、今年が最後の参加となりました。
力になってくれてありがとう!!!

最近…
便利な世の中に、なかなかついていけません…(^^;)
パソコンのトラブルも何度かあり

そのたびに、人に聞いたり、調べたりするものの
解決までの道のりは、遠いものがあります。

ありがたいことに、相談窓口があり
私が会員で利用している「 PC DEPOT トータルサービスコールセンター」
は、丁寧に丁寧に教えてくれます。
しかも、若い女性が…♪

「知らないことを聞く」

だからこそ、丁寧に教えることは
「教える側」の務めだと思います。

ただ、教わる側が「教えて当たり前」の感覚では
そこに良い空気は流れないでしょう。

双方ともに「感謝の心」がないと
やはり何事もうまくいきません。

知らないから聞いているのに

「そんなことも知らないのか?」
「なんでわからないの?」

では、教える側の質に大問題です。
しかも、イライラしながら…

怒鳴るという行為は
この域に入っていると、私は考えています。

自分の中の絶対こうあるべき・・・

技術論は、たくさんあります。
正しいとか正しくないとか、そこが問題ではなく

その子に、その選手に

「合っている」
「合っていない」

そこが全てであり
自分の理論を押し付けることのないように
日頃から気をつけるように心がけています。

スクール生が、突然バッティングスタイルを
無意識なのに変わっていることがあります。

探っていくと、チーム全員で
「その打ち方」を練習しているとのこと…

チーム全員で?
同じ打ち方?

全員でノーステップ?
全員でツイスト打法?

「全員野球だから、やれ!」
「やらない奴は、試合に使わない!」

など、少しでも子どもが「こうしたい」と言えば
生意気のレッテルを貼られてしまいます。

子どもには、それぞれ特徴があり
体の柔軟性や強さ
手足の長さなどなど、一人ひとり顔が違うように
みんなバラバラです。

それなのに「みんな同じ打ち方」をさせるのは
本来とても勇気のいることで、危険を伴っています。

個性を消してしまうことにつながるので
「自分の中の絶対こうあるべき」はとても大切ですが
全ての人に、その「絶対」はあてはまりません。

子ども達が「自立」に向かって学んでいる今
大人の役割は

「努力する楽しさを伝えること」
「やる気を引き出すこと」
「野球バカをつくらないこと」

特に「野球バカ」とは、表現が悪い言葉ですが
これからの時代は、野球・勉強・遊びの
バランスが必要な時代だと考えています

朝から晩まで「野球野球野球」
は、私の中の絶対から消えてしまいました。

やる時は、人に負けないくらい努力しますが
やらない時は、やらない勇気も必要です。

今の少年野球を観ていると
常にエンジン全開で、回転数が上がりっぱなし…

いつかは壊れるに決まっています。

解決策は「楽しむこと」が
私の中にある「絶対」です。

楽しいからこそ・・・

サマーキャンプに参加した子ども達から

「楽しかった」
「また来年も絶対参加します」

この言葉は、最大の喜びです♪

楽しければ…

子ども達の「動き」が変わってきます。
「発想力」が生まれてきます。

元気があるので
「声を出せ~」
「集中しろ~」
なんて言葉はいりません。

そして何よりも、最大のテーマである
「イライラする心」が激減します!

プレーに対する「怒鳴り声」も必要ありません。

かなり単純なことなのですが
これらのことに逆境した環境がほとんどです。

「心」と「体・技」はつながっているので
大人の思いだけを伝えるのではなく

「子どもが何を求めているのか?」

ここに焦点をあてると
見えない物も見えてきて、不思議に

出来なかったことが
出来るようになるのです。

子どもを取り巻く環境は
残念ながらまだまだ整っているチームは
多くはありません。

他の競技の団体も、合宿を行っていて
目に飛び込んでくる光景は、本当に驚かされます。

子ども達を取り巻く環境…

子どもではなく、大人に問題があるのは
明らかです!

キャンプ宿舎の「小鹿荘」さんには大変お世話になりました。
目配り・気配りが素晴らしく、本当に良くしていただきました。
従業員の皆様、ありがとうございました。

合宿をご希望の団体様には、ご利用をお勧めいたします。
温泉を利用する一般の方もぜひ!

小鹿荘
埼玉県秩父郡小鹿野町三山243  
TEL 0494-75-0210

子どもの「心の中」を見る…

「子ども達が、自分で考えて楽しむ野球」

サマーキャンプでの交流試合は
監督・コーチが存在しません。

それらしき人は、ベンチで「笑顔」で
子ども達を見守っています。

前夜から、チームが別々の子ども達がミーティングを開き
ポジションを決め、打順を決めています。
子ども達いわく「作戦会議」だそうで、熱く語り合っています。

「本来の姿」

決して「そうすべき」と言う事ではなく
「考える力」と「やる気」が生まれることは事実です。

勝つことも大事かもしれませんが
子どもの感性を磨き、将来のために人間形成に必要なことを
経験させて欲しいと思っています。

たとえば、一球一球サインを見るチームがあります。
ツーアウト・ランナーなしの状況で
何のサインがあるのかわかりませんが

「すべて大人の指示」で動かしていては
感性は育ちません。

見栄えが悪くても・・・
段取りが悪くても・・・

口を出さずに見守る方が
子どもの成長するスピードは
一気に加速します。

心のこもった贈り物…♪

富山からシンノスケは電車で、一人で熊谷まで来ました。
カイも岩手から一人旅。

埼玉からも、小学生が一人でバスに乗り
北海道からは伊藤さん親子が…

リュウキは、チームでの活動と
キャンプを往復して参加してくれました。

それぞれが、ひとつひとつの山を越え
キャンプ地の小鹿野に集まってくれました。

南三陸町の佐藤隆さんからは
水揚げされたばかりの「ホタテ」が届き
みんなでおいしくいただきました。

かなりのボリュームでしたが
ハルキは7個も食べたとか…(笑)

送ってくれた隆さんに、電話を入れ
大川さん、駒田さんもお礼の言葉を述べ
息子のタク・レオにも温かい言葉を送ってくれました。

みんな、子どもが大好きなんです!

スタッフも…
参加者の父兄も…

本当に、子どもが大好きなんです!

みんなが、動きます。
心を込めて動きます。

子ども達だって感じます。

楽しいから笑顔に満ち溢れます。
大人も、子ども達の笑顔からパワーをもらいます。

「子どもが主役」

子ども達の、夢中でボールを追う姿!
真剣に話を聞く姿勢!

大人の汗と、泥まみれの姿!

講師の熱い指導!

それぞれの立場で、誰もが成長できる
心のこもった野球が、ここにあります。