もう30年も前の古い写真が出てきました。
写真の方は、知る人ぞ知る
「ドクター・ジョーブ先生」
今でこそ、野球選手の肘や肩のオペは
日本でも行われるようになりました。
当時、肘の痛みに耐えきれず
某病院に検査に行ったところ
「異常なし!」との診断???
二軍の試合は
「お前は血を吐くか、骨が折れるまで使い続ける」
と有難いお言葉・・
地方遠征に行くと
まずは当時のトレーナーの方と病院探しをし
痛み止めの注射を打ち続けました。
秋にアリゾナの教育リーグに参加。
日程を消化後に、ロサンゼルスに立ち寄り
ジョーブ先生に診察をお願いしました。
「どうしてここまで痛めつけたんだ?」
「この動作は痛いだろ?」
「この動作はできないだろ?」
私の肘の具合を、細かく言葉にしていただき
『日本では異常なしと言われ続けました』
と言うと、
「良く頑張ったね」と・・^^;
やっと
理解してくれる先生に巡り会い
自然に涙が頬を伝いました。
「完治はしないかもしれないが
今よりは良いコンディションで
できると思うよ!」
とのことで球団にお願いし
手術に踏み切りました。
リハビリは当初のスケジュールよりも
時間はかかりましたが、半年で復帰!
実はそれ以来、肘の痛みはまったくなく
現役生活を終えることができました。
ジョーブ先生は
もうお亡くなりになりましたが
恩人であることは間違いありません。
こんな思いは、特に子どもたちには
して欲しくありません。
だからこそ、痛みを発症させるような
指導を目の当たりにすると
腹が立って仕方がありません。