今週末は、秋田県能代市で指導者講習会があるため
飛行機で羽田~大館能代、バスで能代市内へ向かう予定です。
能代市と言えば・・・
私が電々東北時代の2つ上の、高松直志さん(能代高校)を思い出します。
高校野球ファンの方なら、1978年夏の甲子園で星飛雄馬ばりの
足を高く上げる豪快なフォームを記憶している方も多いでしょう。
140キロ台後半のストレートを投げる剛速球投手でした。
もし少年野球で、このようなフォームで投げる投手がいたら
どうしますか?
私は触りません。
レッスンに来てくれている子どもに
私:「なぜそうやってタイミングを取るの?」
子:『すり足で打つように言われました』
私:「タイミングが合ってないけど・・・
足を上げて打ってみたら?」
子:「足を上げたら怒られます!
チーム全員が、すり足をしています!」
チームが全員で取り組む話を良く聞くのですが
顔や体型が人それぞ違うように、いろいろなタイミングの取り方があります。
足を高く上げたり
少しだけ上げたり
すり足にしたり・・・
構えだって自由で良いし、バットの位置にしても
「ここじゃなきゃダメだ」と言う位置はありません。
ところが、「こうしないと怒られます」と言う話を良く聞きます。
「チームが足並みを揃えて取り組む点」
「個人の意見を尊重する点」
子どもがやりたいようにやらせてあげる点があるのに
全員が同じ型にはめる必要は私はないと思います。
特に技術面は一歩間違うと、子どもの能力を
殺してしまう危険性があることを知っておくべきです。
だからこそ少年野球は、小さく型にはめるのではなく
高校野球に向けて「大きく大きく」育てるべきと考えます。
小さいうちから「ゴロを打て」と指導されている子どもを見ると
「もったいないなぁ~」と思うのですが・・・