日別アーカイブ: 2011年2月23日

触りすぎ、いじりすぎ・・・(^^;)

今週末は、秋田県能代市で指導者講習会があるため
飛行機で羽田~大館能代、バスで能代市内へ向かう予定です。

能代市と言えば・・・

私が電々東北時代の2つ上の、高松直志さん(能代高校)を思い出します。
高校野球ファンの方なら、1978年夏の甲子園で星飛雄馬ばりの
足を高く上げる豪快なフォームを記憶している方も多いでしょう。
140キロ台後半のストレートを投げる剛速球投手でした。

もし少年野球で、このようなフォームで投げる投手がいたら
どうしますか?

私は触りません。

レッスンに来てくれている子どもに

私:「なぜそうやってタイミングを取るの?」

子:『すり足で打つように言われました』

私:「タイミングが合ってないけど・・・
   足を上げて打ってみたら?」

子:「足を上げたら怒られます!
   チーム全員が、すり足をしています!」

チームが全員で取り組む話を良く聞くのですが
顔や体型が人それぞ違うように、いろいろなタイミングの取り方があります。

足を高く上げたり
少しだけ上げたり
すり足にしたり・・・

構えだって自由で良いし、バットの位置にしても
「ここじゃなきゃダメだ」と言う位置はありません。

ところが、「こうしないと怒られます」と言う話を良く聞きます。

「チームが足並みを揃えて取り組む点」
「個人の意見を尊重する点」

子どもがやりたいようにやらせてあげる点があるのに
全員が同じ型にはめる必要は私はないと思います。

特に技術面は一歩間違うと、子どもの能力を
殺してしまう危険性があることを知っておくべきです。

だからこそ少年野球は、小さく型にはめるのではなく
高校野球に向けて「大きく大きく」育てるべきと考えます。

小さいうちから「ゴロを打て」と指導されている子どもを見ると
「もったいないなぁ~」と思うのですが・・・