月別アーカイブ: 2012年7月

威嚇する理由って何?


熊谷スクール生から、写真を載せてくださいリクエストがあり…

 

野球教室での一幕!
子ども達に向かって…

「あいさつしろって言ってるじゃねぇ~かよ!」

「グランドの中は、走れって言ってるじゃねぇ~かよ!」

そんな目を吊り上げて…
大声出して、威嚇して…
イライラして…

小学生に向かって、そんな言い方をしなくても
「伝える」ことは出来ますよ!

私も黙っていられる性格なら良いのでしょうが
信頼関係がなさそうだったので、思わず
「子ども達が怖がって、委縮していませんか?」
と丁寧に?言うと、

「怖がってなんかねぇ~だろよ~!」と…

あれ?
図星?
痛いところを突かれちゃった?

その方は、子ども達の楽しそうな表情が面白くないようで
事あるごとに怒ってばかり…(^^;)

あいさつしろって怒られて、言わされた
「ありがとうございました」には
そこに「心」がないことを知らないようです。

「形」に満足していて良いのでしょうか?
あいさつすれば、それで満足ですか?
子ども達の心の中は、

「怒られるから」
「怒られないように」

そこを育てるのは、私は好きではありません。

ロンドンオリンピック開幕☆

オリンピックが開幕。
開会式の日本選手団の入場シーンを見ていたら

原田さんの姿が!!!
(写真・国旗の左下)

偶然にも石巻出身で、東北高校の先輩でもあり
私の今を導いてくれた方でもあります。
きっかけ塾でも、ご指導いただきました。

朝から嬉しい出来事でした♪

がんばれ!
ニッポン!

あれ?
住んでいる所も、同じ市内…
これを偶然と呼んで、良いのでしょうか(笑)

「南三陸町復興応援大使」

東日本大震災から、1年4ヶ月が過ぎました。

「南三陸町復興応援大使」

出来ることは限られてしまいますが
この重責に対し、「私に出来ること」で応援させていただきます。

南三陸町は「復興元年」と称し
一歩一歩、前に進もうとしています。

全国の皆様。
引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

南三陸町ホームページ
http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/

南三陸町観光協会
http://www.m-kankou.jp/

好きこそ物の上手なれ

好きこそ物の上手なれ…

《意味》
自分の好きなことは、いろいろ熱心に工夫をするので
ますます上手になるということ

食べ物に好き嫌いがあるように
スポーツだって、人間関係でさえ、存在する好き嫌い。

この子は、本当に野球が好きかどうか?
最近は、そこに「注目」しながら、野球と向き合う日々です。

「好きこそ物の上手なれ」

この言葉を初めて聞いたと言う人は少ないでしょう。
私も何度も聞いたことはありますが、
この言葉の深さに、驚きを隠せません。

指導する立場として、目指しているのは
「いかにシンプルに伝えるか」です。

このシンプルを伝えても、うまく伝わらない現実。
だったらもっとシンプルに…
もっともっとシンプルに…

ここは大変な作業ですが、「楽しい」のです。

うまく表現できない子を観察すると
一番の問題は、「教え方」であることは言うまでもありません。

次に来るのは、教わる側の

「聞く力」
「見る力」
「記憶力」

ここをいかに育てるかではないでしょうか?

たとえば、一週間前に
「今まで出来なかったことが、出来た瞬間」があります。

私にとっても嬉しい瞬間で
「できたじゃない!」
「いい感じ!」
と思えるので、良い仕事をした時は記憶に残ります。

そして、一週間経つと
まったく別の動きをする子ども…

「先週、何をやった?」
「どんなことを言われた?」

記憶に残っている子どもと
まったく飛んでしまっている子どもに分かれます。

言葉がまったく出てきません。
出てきても、まったく違う言葉が出てしまいます。

そんな子どもの多くの心の中は
それほど野球が大好きではないようです。

親は大好きかもしれませんが
子どもは、それほど好きではなく
ただ何となくやっている子どもとの温度差を
どうやって埋めていくか…

このテーマと向き合って、解決できるように
「野球の楽しさ」を伝える必要があると、強く感じます。

今日現在、答えは見つかっていません。
今日もその答えを探しに出発します。

皆さんの近くにいる子ども達は
野球が大好きですか?

間違っても、「うまい、へた」ではありません。

野球が「大好きか、まぁまぁか」
この差は大きいと思います。

一人の力で…(^^;)

「私の力では、チームを変えられません」

確かにそうだと思います。
否定はしません。

ただ…

「変えられない」と思った時点で
何も変わらないことだけは確かです。

私の仲間には、「たった一人の力」で
チームを大きく変えた人間もいます。

「微力」であっても
「無力」ではないはずです。

高校野球も大詰めを迎えました。
指導者が変わって、チームが改革した話は
少なくないように思います。

もしかしたら…
私にも今の環境を変えることが出来るかも…

スポーツを世界から見ると
幼少期に、猛練習や、指導者が怒鳴って子どもを追い込んで
育成している国は、日本が先頭を走っているようです。

出来る出来ないの振り分けは、小中学生には必要なし!
もっとスポーツを楽しめる環境をつくること!
日本は、特に「楽しむ」が下手な人種です。

単純に、「出来る人」は「出来ない人」をサポートすればいい。
出来ない人を馬鹿にしたり、人格を否定したりする人こそ
本来のスポーツの有り方からかけ離れた考え・・・
そこが「日本」が「世界」から遅れを取っている理由でもあります。

「自分さえ良ければそれでいい」

そんな教えを、子どもに植え付けさせる現状を
何とか変えて行きたいなぁ~と…(^^;)