月別アーカイブ: 2012年10月

耳からの情報・・・

聞く力・・・

アドバイスを、「どう生かすか」
人によって千差万別で良いのですが

「人間力」や「技術」には、多少なりとも
「聞く力」が、影響が出ているような気がします。

耳をふさげば、情報は遮断され
「行動」に移せるわけがありません。

しかし、「はい!」と言う言葉を巧みに使ったり
「聞くふり」はお手の物…(^^;)

幸い、野球の練習においては

「聞いているのか、聞いていないのか」
「やろうとしているのか、していないのか」

ここは、よ~く見えてしまいます。

私達は、「目で見たもの」や「手で触ったもの」は
信じやすいのですが、「聞いたこと」は
なかなか信じることができません。

だからこそ、「聞いたこと」を
体を使って「やってみる」ことが
とても大切なことだと思うのです。

アドバイスに対して、「はい」と返事はするものの
「やってみない子」は、少なくありません。

もちろん大人は、そこが得意技です。

大切なことを聞き流している数は
私も負けていません。

数を減らさないと・・・(^^;)

威厳のなさ・・・(^^;)

プロ野球・加藤良三コミッショナーは、大谷のメジャー挑戦について
「個人の意思は尊重されるべき」との見解を
ドラフトの数日前に示しました。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/121022/bbl12102217500003-n1.htm

個人の意見?
コミッショナーとしての意見?

結果は、日本ハムが花巻東・大谷君を指名し
またもや威厳のなさを露出した格好となりました。

日本野球機構(NPB)は、ドラフト指名を拒否した選手が
外国のプロチームでプレーしてから、日本に戻ってきた場合は
一定期間NPBの球団と契約できないルールを作りました。

賛否両論ですが、個人的には意味不明で
なぜグローバル化が進む中で、野球だけが
閉鎖的な考え方を持つのか、理解できません。

野球人気の低迷が進む1995年
野茂英雄投手が、ドジャース入りし
その活躍により、野球人気が復活し
メジャーに、イチロー選手や松井秀喜選手が進み
野球人気を支えた経緯があるにも関わらず

そのルールを作って、海外流出を防ごうとする姿勢に
納得がいかないファンも多いと思います。

イチロー選手を始め、たくさんの日本人選手が
メジャーを目指すことにより、子ども達の夢も
確実に広がりました。

海外に行く選手の多くは、日本を捨てて行くわけではなく
いずれは日本の野球界のために、アメリカで学んだ野球を
日本球界の発展のために力を注ぐはずです。

大谷君のコメントを聞くたびに
誠実な対応と、誠意を感じるその姿勢に
思わず「頑張れ」と応援せずにはいられません。

指名はルール上は、なんら問題ありませんが、
18歳の勇気ある決断を支持できない姿勢に対し
ファンは少なからず、「野球離れ」を引き起こすのでは?

18歳の青年の決断に対し、今後は
信じられない人が、信じられない言葉を使い
圧力をかけてくるのが現実です。

信頼できる大人が壁となり
その決断を揺るぎない方向へ、導いて欲しい・・・

どうか守ってあげてください。
そうしないと、どんでん返しの危険も・・・(^^;)

信頼や評価は変わらない・・・

「あの子は、良い選手だよ!」

と言ったと思ったら、数日立つと

「あいつは、使えない!」
と、評価が一転してしまうことがあります。

確かに、時間の共有が長ければ
悪いところも良く見えてくると思います。

ただ、スポーツの世界だけではなく
組織の中でも、同じ言葉を聞くことがあります。

そのほとんどが
たった一回の失敗・・・

信頼を築くのは容易ではありませんが
信頼を失うのは、一瞬です。

それでも、もう一度
指導者ならチャンスを与えるべきでは?

評価が二転三転するたびに
私は疑問に思います。

「評価は変わらない」はずで
変わるのはその評価に迷いがあるから・・・

子どもを信じてあげないと
伸びる子どもも、伸びないと考えています。

その評価が間違ったとしても
「信じないで」裏切られるよりも
「信じて」裏切られた方が、良いでしょう!

皆さんの周りの子ども達を
「信じて」あげてください!

ジャイアンツのCSを観て
そう感じました。

見る視点によって、大きく変わる野球・・・

私の応援している「熊谷ドリームス」が
新人戦で、0対17で完敗しました。

「子ども達の様子は、どうでしたか?」

その問いに対して、監督は・・・

『そんな展開でも、一人ひとりの
成長を見ることができました。

試合に出ていない6年生達も、大きな声で
応援してくれました。声がガラガラです。
次の大会までは、応援団を皆で作るそうです。

大敗でしたが、子ども達も大人も
なぜか私達のチームの方が楽しそうでした。

試合の中では、今まで出来なかった動きが
出来るようになっていました。
三回コールドでエラーもたくさん出ましたが
打者12人でヒットが4本ありました。

中でも、今まであまり活躍出来なかった子が
初めて試合でヒットを打ちました。
もうその子はノリノリで、盗塁まで決めて
なんと3盗までも・・・(もちろんサインではありません)

ボールがそれたのを見て本塁突入!
しかし、三本間に挟まれてタッチアウト。
それでも今までない無い彼の積極性に
私もコーチもオッケイ、オッケイ!

子ども達も大盛り上りで、皆で笑顔で迎えました。
もちろん課題もたくさんあり
指導者としては反省ばかりの日々ですが
子ども達の笑顔が救いです』

と報告をいただきました。

試合の結果も大事かもしれませんが
子ども達が自分で考えて一歩づつ進んでいる姿は
なによりもカッコイイと思います。

この内容を聞いて、「甘い」と考える方も
多いかと思います。

しかし、私はこの「野球」を応援しています。
子ども達が、大人から怒られて行動するのではなく
「自ら考え行動し、その結果を大人が受け入れる」

そんな姿勢こそが、今の少年野球界に
欠けているような気がしてなりません。

この延長線上に
「勝った負けた」があるだけです!

失敗したら、その失敗を取り返す姿勢を見せ
悔しかっら、その悔しさをバネに努力する。

そのことを
野球を通じて学んでもらえれば
最高ですヾ(*´∀`*)ノ

宮代スクールからのお知らせ

月曜日開催の「宮代スクール」ですが
お借りしている会場の都合により
10月15・22・29日が使用できなくなりました。

大変申し訳ございませんが、この期間はお休みとさせていただきます。
なお、11月5日(月)より通常通りの開催となります。

関係者の皆様には、大変ご迷惑をお掛け致しますが
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

佐藤洋