月別アーカイブ: 2017年12月

2017年の最後に・・

今年もたくさんの皆様から
ご支援ご協力をいただき進んできた
2017年が幕を閉じようとしています。
心から厚く御礼申し上げます。

MFT野球スクール
NPO法人日本少年野球研究所を通じ
たくさんの「きっかけ」をいただきました。

しかしながら、まだまだ勉強不足で
ご迷惑ばかりお掛けしております。

自分磨きを怠らず、2018年も歩む覚悟です。
まだまだ伸び盛り??
引き続きよろしくお願いいたします。

常識を覆す

時代の流れとともに、当たり前だったものが
当たり前でなくなり、古いものは捨て去られ、
新しいものが受け入れられる風潮が
当然のように存在します。

現代は情報の多さに
振り回されている感が否めません。

その一つとして

「野球選手は一冬越して成長する」

という常識が存在します。

少年野球チームでさえ、オフシーズンは
体を鍛え成長できると言った考えが主流で、
練習メニューを増やし休みなく
猛練習を子どもたちに課しているチームも
少なくありません。

この常識に違和感を覚えます。

確かに経験上、一冬越して体を鍛え
次のシーズンには心身ともに成長し
パフォーマンスが向上することは間違いありません。

ただし、これは「大人の話」です。

骨が成長中の子どもにこの感覚を当てはめると、
一時的に成長するので錯覚に陥ります。
成長を早めるだけで「少し先の伸びしろ」を
奪う危険性があることを、大人は知る必要があります。

シーズンオフは言葉の通り、「休む」ことです。
友達と遊んだり家族と出かけたり、勉強したり・・。
野球から離れることで「野球がやりたい」という気持ちが、
少し先の大きな土台になります。

「年間100試合を達成した」
またはそれ以上試合したと言った話が聞こえてきます。

その理由を聞くと
・たくさん試合を経験させたい
・勝つことの喜びを味合わせたい
・勝ち癖をつけさせたい

本当にこれらのことは「今」大切なのでしょうか?
子どものためなのでしょうか?

この話をすると時代が違うとお叱りを受けますが
私は、小学校の4~6年生の間
野球チームに所属していません。
3年間の試合数は「ゼロ」です。

なぜそんなに試合をしたがるのか
まったく今の現状が理解できません。

もっと大切なものが
他に存在していないでしょうか?

ケガ人が増え続ける今
野球人口減少が止まらない今
違う形があるはずです。

少年野球界の常識が
覆されますように・・(祈)

2017年もあと2日・・

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(高校2年生の夏)

このブログを書き始めたのが2007年。
今年で10年目を無事に終えました。

当時のブログを読み返すと
本質はまったく現在と変わりなく
ぶれていないことがわかります。

ただ、言葉の表現方法は
今の感覚とは少し違う未熟さを
感じとることができます。

現役時代から、指導者の方々から

「書いておけよ」
「必ず財産になるから」

この年齢になり
「書くことの大切さ」の意味を
理解することができます。

このブログのタイトル
「きっかけ作り」は、生きるための方向性を導き出し
方向性を見失うことにならないようにとの想いで
自分への戒めになるようにと書き始めました。

長年にわたり目を通していただいている皆様に
心から感謝申し上げます。

「まだまだ成長したい・・」
「お陰様の精神」

この思いがある限り
これからも書き続けます。

自主練習って何?

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自分で行動する
自分で考えさせる

この方向性を出すために、野球の練習では
昔から「自主練」という言葉が存在します。

この「自主練」が厄介です。
自主的に取り組むためのものでありながら

自主練中に、指導者に怒られ
自分のための練習なのか
指導者に怒られないための練習なのか
わからなくなってしまう現状があります。

選手は・・
意識をあげること
自分を知ること
自分を律する力をつけること
この土台が必要です。

指導者は・・
見守る力
この土台が必要です。

レベルが高くなると
自主練では、自らのコンディションを整えるために
「休息」を選択する場合もあります。

しかし、選手がその道を選択する勇気はなく
ついつい惰性の時間つぶし練習を行うことになり、
目的からは逸脱した形になってしまいます。

強いチームは
個々が自分の立ち位置を知っています。
今自分には何が必要なのか?

その心を育てるために
子どものうちから、親が口をはさみ過ぎず
見守る力が必要なのです。

すべては、「環境」です。

世の中の役に立つことを目指して・・

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「ユウジ」が妹の「ヒカリ」ちゃんを
レッスンに連れてきてくれました。

「ユウジ」は、2年前の夏の高校野球埼玉県大会で
時の人となりました。

「バットをヌンチャクのように回し・・」と言えば
記憶に残っている方も多いと思います。

その話題は、海を越えメジャーリーグでも話題となりました。
家族思いの優しい好青年で
今後の成長が楽しみです。

只今、夢に向かって勉強中!