月別アーカイブ: 2013年4月

柔軟性を考える・・・

子ども達の靴の履き替えを見ると
腰を落として履き替える子どもが
少なくなってきました。

腰を高くして履き替えるのは
私にはとても辛いのですが・・・

どっちが良いかの判断はできませんが
子ども達の「柔軟性」には
こんな所にも影響があるのかもしれません。

硬いからダメというわけではありません。
「イチロー」選手も体は硬いそうです。

ただ、大切なことは
硬くても、硬いなりに可動域が広がるように
体操はする必要があると思います。

イチロー選手も常に体を動かし
準備に余念がありません。

 

練習時間が長い・・・

 

この問題はなかなか解決できません。
facebookを見ていても感じることは

「勝つ」
「優勝」
「もっと練習」
「みんなで苦しいことを乗り越える」

このキーワードに「いいね」を
たくさんの方々が押しています。

そして

「がんばれ」
「まだ甘い」
「練習が足りない」

この流れは、どうにも止められません。

とにかく
「やりすぎ」なんです。

子ども達の体が
「悲鳴」を上げています。

故障した選手がダメなのではなく
故障させた指導者がダメなんです。

「あいつは根性がない」
「痛いなら休め」ではなく

特に小中学生の時代は

故障をさせないこと
やりすぎないこと
教えすぎないこと

これからも懲りずに
時代とは真逆なことを訴え続けて行きます!

子どもの理解力は様々・・・

以前から、言い続けていますが
子どもの発する

「はい!」

「だいじょうぶです!」

の言葉は、本当にあてになりません。
現場で注意が必要なのは・・・

何がわかったのか?
何がわからないのか?    

です。

プレイや行動を観察すれば
子どもの理解力は見えてきますが
返事だけを求めるのは危険です!!!

大 人:「わかったか!」
子ども:「はいっ!」

危険な匂いがプンプンします(笑)

子どもの反応は様々です。
これは子どもの性格による影響もあるので
同じ言葉に対し、子どもの反応を観察しないと

教えることによって
逆にできなくなる・・・

こともしばしばあります。

「まさか」と思うようなことに
何度も遭遇しているので

子どもが「はい」と返事をしたら
意地悪ですが

「何がわかったの?」

と聞いてみてください。

高い確率で、わかっていませんので
ショックを受けませんように・・・(笑)

それが子どもの特徴だと理解してください。

子ども達を「小さな枠」にはめるのではなく
自分達で考えることができる子どもに成長するよう
導いてあげる必要があると、強く感じています。

そのためにも「教えすぎないこと」が
とても重要ではないでしょうか?

じっくりと、慌てずに・・・(^^;)

「明日の試合で打てるように・・・」

この指導方法を、私は知りません。

どうしたら故障を防げるか
どうしたら今よりも向上するか
どうしたら野球を長く続けられるか
どうしたら楽しめるか

この分野でのヒントは
何とか教えれるかもしれません。

「育てる」とは?

答えを早々に言うのではなく
ヒントを出して、考えさせること。

そのためには時間を費やすこと。

じっくり慌てずに・・・
口を出しすぎずに見守ること!

そこを目指している大人が
私の周りにたくさんいます♪
そのことが何よりも有難いことです。

昔と今の考え方・・・

30代の頃・・・

初めてアメリカの「ベースボール」を肌で感じた時
プロも、子どもも「ダラダラ」していて
「悪」の印象が強かった記憶があります。

日本の「野球」は教育が行き届いていて
一糸乱れず、チーム一丸となって
妥協を許さず、頑張り続けることが「善」の教えでした。

50代になり・・・

そのイメージとは全く異なり
「運動能力」や「本能」という観点においては
ベースボールの凄さに、ただただ脱帽です。

高校野球を見ていると
一般的に評価されているのは「キビキビ」とした動きで
その一生懸命さや、一糸乱れぬ行動に
「高校生らしさ」や、「爽やかさ」を感じます。

しかし・・・

型通りの野球は
「伸びしろ」が少ないのでは?

そう感じるようになり
自分自身に疑問を投げかけています。

「本当にそれが正しいのか?」
「錯覚していないだろうか?」

自分で考えて行動しているのか?
怒られないように行動しているのか?

相手と戦っているのか?
自分のチームの監督と戦っているのか?

怒られないように
迷惑をかけないようには
とても大切なことですが
この「差」は、運動能力に影響を与えます。

野球の技術論がどうのこうのではなく
「環境」と「教育」の設定をどうするのか?

環境と運動能力は繋がっていることだけは
間違いありません。

これからも、答え探しが続きます・・・(^^;)

同じ話を素直に聞ける人

人の話を聞いていて
以前にも聞いたことのある話を
聞かされるケースが、たびたびあります(笑)

「それ知ってる」

「100回聞いた」

歳のせいか、聞く側より
話す側で、このケースが増えています。

もちろん知らないと思って
伝えるケースがほとんどですが・・・(^^;)

スクールで、同じ内容を伝えようとしても
二度と同じ授業はできないものです。

場所や気候、空気によって
話す側にも聞く側にも、「心理状態」に変化があるので
それは違って当たり前ではないでしょうか?

聞いたことがある話を
「あ〜、それ知ってる」と耳をふさぐのではなく
「素直に聞く」という精神は、深く理解するためには
とても大切なことのように思えます。