月別アーカイブ: 2011年8月

友達の輪☆

埼玉県小鹿野町でのキャンプが終わって一段落。
毎年、南三陸に集まってくれていた方々の、顔を思い出します。

「元気ですか~?」

子ども達も1年経つと、体も心も大きく成長します。
毎年、みんなの成長を楽しみにしていたので
会えなくて本当に残念ですが、みんな逞しく成長していることでしょう!

「野球のおかげで出会えたご縁」を
いつまでもいつまでも大切にしたいと願っています。

子ども達が凄いと思うのは、見知らぬ同士が集まっても
すぐに仲良くなり、心と心が繋がります。
これは子どもの、生まれ持った「特徴」ではないでしょうか?

「同じ釜の飯を食う」と言う言葉がありますが
住んでる場所が違っても、チームが違っても
同じ目的で、同じ空気を吸い
一時かもしれませんが、同じ釜の飯を食べる。

そこに集まった子ども達が、数年後あるいは数十年後
「あ~、あの時の・・・」
そんな再会があれば、嬉しく思います。

私は、野球を通じてたくさんの仲間に出会い
たくさんの人に助けられて生きています。

親は、誰がレギュラーで、誰が控えだとか
背番号をもらったとか、もらえなかったとか
ライバルの活躍を妬んだりとか・・・

そんなのは、ちっぽけな世界です。

他人の子どもを、我が子同然心配してあげましょう。
他人の子どもの活躍を、心から喜んであげましょう。

そうすることによって、チームの空気は澄み切って
意識の高い環境になるでしょう。

技術の底上げも大切ですが
目に見えにくいチームの環境は、子ども達にとって
それ以上に影響力があると思います。

野球で知り合ったご縁を大切にしてください。
子ども達は宝物です。

足の引っ張り合いは悲しすぎます・・・(^^;)

ほとんどの人が陥ってしまう罠・・・

このブログで良く使われる言葉の

「怒鳴る」
「イライラ」

そして「自分磨き」

何でも「人のために」と言うと聞こえは良いが
その犠牲心は、普通の人間は長続きしない。

結果的に人のためにと言いつつも
相手に不満が募り、結果的に「イライラ」してしまう。
冷静に考えれば「自己中心的発想」に行き着いてしまう。

人のためにと言いつつ、その相手に「イライラ」しているのは
つじつまが合わないのではないだろうか?

これは、ほとんどの人がそこに陥ってしまう。
私も同じ・・・

「イライラしちゃダメですよ」と私が言っても
「そんな事はわかってるけど、イライラしちゃうんです」と答える。

それを「わかっていない」と言うのかもしれない(笑)

「自分のために」と言うと聞こえは悪いが
損得の勘定はしないので、何かの見返りを求める必要もない。
これは意外に楽しいし、長続きする。
そして何より「ありがとうございます」と言う言葉で満ち溢れる。
うまく説明できないが、不思議な現象だ。

子どもの結果で一喜一憂
子どもの結果でイライラ

これでは大人として、子どもを守る立場として
ブレまくっているのではないだろうか?

そこに焦点を定めて少年野球を見ているの人は
「気づいている」ので違和感があっても当然だ。

あくまで子どもの世界に大人がのめり込むのは
どうかと思う。

バッターボックスは、その子の世界。
マウンドも、各ポジションも同じだ。

土足でズケズケと上がりこみ、「あ~しろ、こ~しろ」では
相手と戦う本能は生まれない。

怒られないように、怒られないように
人の目を気にしてばかりの性格になってしまう。

良い指導者の条件はたくさんあるのだろうが

子どもを「見守れる人」
子どもに「勇気を与えられる人」

だと私は、思う。

怒鳴っても
イライラしても
そこから指導は、何も生まれない。

「自分磨き」

これは本当に楽しいですよ♪

 

一人一人の特徴・・・

「世界にひとつだけの花」

まさしく、その子どもの存在は、唯一のものであり
その子の変わりはいないはず・・・

「お前の変わりはいくらでもいる!」

いや!
絶対にいない。
小中学生にその言葉は「暴言」だと思う。

飛んだり跳ねたり・・・

子どもの遊ぶエネルギーは計り知れない。
そのエネルギーを生かせばいい。

「元気ハツラツ!」

それが子どもが生まれ持った特徴だと思う。

野球ばっかり・・・
同じポジションばっかり・・・

それは子どもの才能を生かすことにはならない。

もっと遊べばいい!
勉強すればいい!

仲間を大切にしよう!
家族との時間を大切にしよう!

少年野球を優先するあまり
家族との時間を犠牲にするのは、もったいない。

何かを犠牲にして頑張るのは美学だが
子どもには「今」必要なことではない。

心と体の成長には、家族(保護者)と
同じ時間を共有することは大切だと思う。

「愛の減少感」は、たくさんの歯車を狂わせてしまう。

もっと楽しもう!

離島甲子園が行われました!

国土交通大臣杯
第4回全国離島交流中学生野球大会が
愛媛県上島(かみじま)町で行われました。

村田兆治さん率いる「まさかりドリームス」の一員として
参加させていただきました。

<参加選手>

村田兆治(監督兼投手) 
福本 豊(阪急)
北別府 学(広島) 
田野倉利男(ロッテ) 
鈴木孝政(中日)
水上善雄(ロッテ) 
鈴木伸良(巨人) 
村岡耕一(西武)
南牟礼豊蔵(阪神) 
増本 宏(横浜) 
屋鋪 要(巨人) 
橋本 清(巨人)
亀山 努(阪神)
佐藤 洋(巨人)  敬称略

<参加チーム>

①礼文町(北海道)
②奥尻町(北海道)
③大島町(東京都)
④三宅村(東京都)
⑤八丈町(東京都)
⑥佐渡市(新潟県)
⑦鳥羽市(三重県)
⑧隠岐の島町(島根県)
⑨西ノ島町(島根県)
⑩上島町(愛媛県)
⑪対馬市(長崎県)
⑫壱岐市(長崎県)
⑬新上五島町(長崎県)
⑭薩摩川内市(鹿児島県)
⑮西之表市(鹿児島県)
⑯中種子町(鹿児島県)
⑰南種子町(鹿児島県)
⑱屋久町(鹿児島県)
⑲久米島町(沖縄県)

会場の上島町の関係者の皆様
大変お世話になりました。

皆さん、子ども達のために
誠心誠意、心のこもったおもてなしをしていただき
本当にありがとうございました。

楽しいからこそ育つ・・・

「野球は楽しいスポーツ」のはずなのに
いつしか知らぬ間に「苦しさを乗り越えるための競技」へ
移行してしまった。

子どもが楽しむために、あるいは
子どもが学ぶためのスポーツの場なのに

大人が「子どものために」という武器をかざし
自分の居場所を作り、勝ち負けを競い
一喜一憂してしまっている。

子どもが主役であること
純粋なスポーツであること
そして楽しむこと

この原点に帰ることはできないだろうか?

「元気がない」
「集中しない」
「やる気がない」

この原因の大半は、大人にあり
チームの指導方針や、考え方に何か問題がある・・・

仮に違ったとしても、そう考えた方が
良い方向に流れて行く。

楽しいのだから、声は自然に出てしまう。
楽しいのだから、集中する。
楽しいのだから、生き生き見える。

その姿こそ、大人が「幸せ」を感じる子どもの姿だと思う。

大人に原因があるのに

「声を出せ!」
「集中しろ!」
「やる気を出せ!」

と怒っている姿は、異常な光景に映ってしまう。

子どもが元気でいてくれることに
「感謝」を忘れてはいないだろうか?

今回のキャンプを支えてくれたスタッフの皆さんは
そこを理解してくれているので、

「みんなで楽しみましょう!」

そう言って至らぬ私を支えてくれている。

その献身的な姿こそ、毎年キャンプを支えてくれた
南三陸町の方々への恩返しだと思う。

素晴らしい仲間に、感謝します。