月別アーカイブ: 2015年10月

行田校からのお知らせ

いつもお世話になっております。

11月6日(金)のスクールは
体育館が使用出来ないため、
急遽お休みとさせていただきます。
可能でしたら火曜日の熊谷校の振り替えをご利用ください。

火曜日 PM7:00~8:30
熊谷市立大原中学校 
体育館2階
埼玉県熊谷市大原3-4-1

ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが
宜しくお願いします。

生き方が大切では?

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「肩書き」

世の中では、とても大切なのかもしれません。

相手の対応が「肩書き一つ」で大きく変わる姿を
何度も目の当たりにしてきました。

「どのレベルまで野球をやったの?」
「甲子園は出たの?」

政治家や芸能人、経営者やお金持ち・・・
その肩書きだけで人は優位に立つこともあるでしょう。

ただ・・・

「その人がどんな生き方をしているか」

肩書きだけで判断せずに
この一点を重要視したいものです。

研究会報告

研究会の内容を報告させていただきます。

・キャンプ参加の方から、子どもの良い変化についての連絡がありました。
・皆が同じ方向を向いている、ということかもしれない。

・サマーキャンプは大人に余裕がある。普段は大人に余裕がない。その違いは大きいと感じた。
・自分の子どもがいなくても楽しい。
・参加した人たちが、子どもの違う一面を見ることができた!
と言って頂いたのがうれしかった。

・だんだん子どもが自分から離れつつあるのを感じている。
・子どもの成長を見る事ができて、親としても楽しみがある。
・最近旅行に行ってきたが、キャンプでやってきたような片づけなどを自発的にやっていた。

・今年のキャンプで野球以外のこと(食事の準備や片づけなど)が
 できる子とできない子の差が大きく見られた。

・他の合宿でも片づけ等はあるが、どうやるかを全て大人が指示している。
・子ども達はやる前に「やっていいですか?」と聞いてくる。
・聞いてからやる→保険をかけている→大人が作っている環境のひとつ。

・今回のキャンプでは、集合時間前に集まってやることをやっている中学生が見られた。
・スクールでの積み重ねの大きさも感じた。
・自主性は持てるけど主体性は持てないと感じる。

・自分のチームの合宿と比べて、子ども自身が
 私がこんなこともやっていいんだ、と感じていたようだ。
・キャンプの話をいっぱいしてくれた。
・あんなに怒鳴られない野球環境は初めてだった。
・もっといろいろやっていいんだ、と子どもが感じた。
・他の子に嫌な事も言われたが、負けずに対応したことも経験のひとつだった。
・親子での参加ということで貴重な経験となった。

・子どもより自分が楽しんでいる。
・自分の子どものチームから参加した子の変化が見られた。
 もっといろいろやりたいのにやれない環境だったが
 キャンプではのびのびやっていた。
・環境の大切さを感じた。
・試合を録画していて聞こえてくるのは子ども達の声のみ。
 これがあるべき姿だと思った。

・通常試合で出している子ども達の声は大人を意識した声であり
 その意味では全く「声」が違う。
・大人が目先のアウトを求めて出す声が子ども達の自主性を奪う。

・今年ほど英語をじゃべることができれば、と思ったことはなかった。

・スタッフとしての原点は南三陸のキャンプ。

・参加選手の保護者の皆さんも自然に、当たり前のように協力してくださる。
・選手として参加した子がスタッフとして戻ってきてくれました。

・自分が何をすべきかをわかっている子とわからない子がいる。。
・何か気づいてやる子を大人が怒ってしまう。余計なことをするなと。
・これが子どもを委縮させる。
・大人が良かれと思って言っていることも子どもを委縮させることがある。
・スクール、キャンプでそれを今も学んでいる。
・大人はアドバイスのつもりが子どもには指示になってしまう。
・最終的には子どもの成長をみているのか、勝利を目指しているのか、に行きついてしまう。

・子ども達の中でトラブルあってもいいと思う。子ども達で解決できる。
 キャンプではそんな光景を見ることができた。
・そういうところが大切→子ども同士での解決
・その経験が成功も失敗も次につながる。
・人に教わったことだけでは成長しない。

・くぎ打ちだって、危ないって言ったらそれまで。
 それを経験することで自己制限ができるようになる。
・大人が見守ることの大切さを感じた。

・子どもはいろいろ、わがままなところも見えたが、それを大人が見守ることで、子ども自身が「あれ、おれって周りと違うな、という違和感を感じてくれるといい。
・大人の参加者の方も積極的に動いてくれる。大人も気づきのあるキャンプだと思う。
・大人の参加も子どもと同じくらい多くなるといい。自分の子だけでなく、他の子にも目を向けてもらうと勉強になるはず。
・サマーキャンプには、初めて出会った子と友達になる、という経験をさせたくて去年参加させた。また、大人が気づかないことできっかけがある。

・到着したらすぐ他の子と仲良くなっていて安心した。
・子どもが親を頼る場面が必要ないのがサマーキャンプ
・子どもの中には、親に見せる顔と友達に見せる顔が違う子がいる。
・それを大人が知っているか、いないかは大きい。

・サマーキャンプのすごいところのひとつに、講師の方々の態度があると思う。
・子どもたちと同じスケジュールで動き、同じ食事をする。
・講師として忙しく対応する中で、きっとスタッフの対応に至らない部分を感じていると想像しますが、むしろそれらをフォローして頂いている。

・お題目だけでなく本当に子ども中心にやる、ということを実践しているキャンプをすごいと思う。
・たかだか3日間だけど、その中で成長がみられることがすごい。
・写真を撮っていると、子どものプレー中の目線がわかる。
・バッターボックスでベンチをみている子もいる。
・目に子どもの気持ちや環境が表れている。
・怒鳴るのは楽なこと。

「差」

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「美しい村は最初からあったわけではなく
美しくしようと願う心があったからこそ
美しい村が出来たのである」

 

少しでも良い環境を作りたい

 

少しでも良い指導者になりたい

 

この想いに「信頼」と言う
差が出るのかもしれません。

持っている力を引き出す・・・

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指導者の顔色をうかがうスタイルは
日本独特のものなのでしょうか?

先生や指導者から

挨拶しないと怒られるから・・・
声を出さないと怒られるから・・・
助け合わないと怒られるから・・・

「怒られるからやろうぜ!」

これではスポーツの目指す
「心を育てる」が存在しません。

子どものスポーツを
勝つためだけにやっているのか?

それとも
そこに野球を通じた教育があるのか?

少年野球指導者の皆さんは
本当に大切なお子さんを預かっているのです。

勝ち負けよりも大切なものがあるのです。

怒鳴って
恐怖感を植え付けさせて
監督の威厳を振りかざすのではなく

大人も子どもも、同じ目線で
同じ立ち位置で、野球と向き合って欲しいと願っています。

その環境がそこにあれば
子ども達は勝手に伸びていく力を持っています。

子どもの失敗に対して怒鳴れる人は
そこが見えていないのでは?

大人も子どもも
「失敗から学ぶ」ことによって
生かされていると考えています。