好きこそ物の上手なれ…
《意味》
自分の好きなことは、いろいろ熱心に工夫をするので
ますます上手になるということ
食べ物に好き嫌いがあるように
スポーツだって、人間関係でさえ、存在する好き嫌い。
この子は、本当に野球が好きかどうか?
最近は、そこに「注目」しながら、野球と向き合う日々です。
「好きこそ物の上手なれ」
この言葉を初めて聞いたと言う人は少ないでしょう。
私も何度も聞いたことはありますが、
この言葉の深さに、驚きを隠せません。
指導する立場として、目指しているのは
「いかにシンプルに伝えるか」です。
このシンプルを伝えても、うまく伝わらない現実。
だったらもっとシンプルに…
もっともっとシンプルに…
ここは大変な作業ですが、「楽しい」のです。
うまく表現できない子を観察すると
一番の問題は、「教え方」であることは言うまでもありません。
次に来るのは、教わる側の
「聞く力」
「見る力」
「記憶力」
ここをいかに育てるかではないでしょうか?
たとえば、一週間前に
「今まで出来なかったことが、出来た瞬間」があります。
私にとっても嬉しい瞬間で
「できたじゃない!」
「いい感じ!」
と思えるので、良い仕事をした時は記憶に残ります。
そして、一週間経つと
まったく別の動きをする子ども…
「先週、何をやった?」
「どんなことを言われた?」
記憶に残っている子どもと
まったく飛んでしまっている子どもに分かれます。
言葉がまったく出てきません。
出てきても、まったく違う言葉が出てしまいます。
そんな子どもの多くの心の中は
それほど野球が大好きではないようです。
親は大好きかもしれませんが
子どもは、それほど好きではなく
ただ何となくやっている子どもとの温度差を
どうやって埋めていくか…
このテーマと向き合って、解決できるように
「野球の楽しさ」を伝える必要があると、強く感じます。
今日現在、答えは見つかっていません。
今日もその答えを探しに出発します。
皆さんの近くにいる子ども達は
野球が大好きですか?
間違っても、「うまい、へた」ではありません。
野球が「大好きか、まぁまぁか」
この差は大きいと思います。