これも大切なコーチング!

DSC01540

ソフトボール企業チームでのお話!

入社1年目の女子選手が
コーチから「ここは治した方がいい!」
と、アドバイスされました。

一般的に日本は少年野球からプロ野球まで

「はいっ!」

と、答えないと揉め事になります(笑)

そのアドバイスに対して選手は
「この部分は私が今まで大切にしてきた所なので
 変えたくありません!」と答えたそうです。

皆さんが指導者の立場で、選手にそう言われたら
どう答えるでしょうか?

あいつは素直じゃない!
逆らった!
ムカつく!
試合に使わない!
ベンチを外す!

もしそう思ってしまうのであれば
指導者には向かないと私は思います。

さて、そのコーチは
「だったら好きにしていいよ!」
とサラリと答えたそうです。

これも立派なコーチングです!

もしその選手の判断が間違っていたとしても
選手の意見を尊重するのがコーチングです。

遠回りのような気もすると思いますが
この指導方法は選手が成長するための
最善の近道です!

子どもには無理という意見もあるかと思いますが
感性を育てるためには「急がば回れ」なのです。

子どもが本音を言えるような環境をどう作るか?
「はい」しか言わない、あるいは言わせないのは
あまりにも危険ではないでしょうか?

サマーキャンプの歴史

CIMG40
2009サマーキャンプ集合写真

今年で9回目となるサマーキャンプ。
その歴史を振り返りたいと思います。

大きな「きっかけ」はアメリカ・ロサンゼルスで
レジースミス・ベースボールセンター主催の
サマーキャンプに参加したことです。

国内で出来ないか・・・
そこがこのキャンプの始まりです。

第一回は2007年!
宮城県・南三陸町がスタートの地です。

南三陸町を選んだ理由は
高校の後輩の星さんがいたこと。

母親の実家があったこと。

そこから南三陸町の方々との
絆が生まれました。

2007~2010年まで開催しましたが
2011年の震災で南三陸町での開催を断念し
現在の埼玉県・小鹿野町での開催となりました。

このキャンプの南三陸町応援合宿の意味合いは

南三陸町での「出会い」が
「今」を支えてくれているからです。

2008年集合写真
2008camp

第6回研究会報告

研究会の報告です。
以下のような話し合いが行われました。
その一部を報告させていただきます。

今回のテーマは「自分を大切にする」でした。

・チームの喜びを自分の喜びに変えられる。
幸せを感じられる「ものさし」の基準を変えてあげれば、
違った感情を感じることができると思う。

・自分から発掘していって、楽しいことを見つけるということができれば。
他人が与えるものではなくて、自分で見つけていくものだと。

・レギュラーになって、試合に出る事もいいことだけど、
プレー以外のところで、ランナーコーチガンバったとか、
皆より荷物をもったとか、皆より大きい声を出して
応援したとかも認めてあげるべき。
そうすれば、子どもの考えの価値観も変わると思う。

・ベンチワークやプレー以外でも頑張っている子どもを
コーチ陣がしっかり見てあげているのか。

・世の中の評価が、数字とかわかりやすいことでしか評価しかしていない。

・うちの子どもの同じクラスの子に強豪チームの子がいるんです。
その子は体育の授業は休むけど、
野球の練習はやるという面白い話がありました。
体育の授業よりも、野球チームの練習をとるというはどうなのか。

・まず、自分を好きになることが大事なのかな。
どうして今頑張っているのだろうかを知って、
自分の中で自分を認めることが大事なのでは。

・子どもに野球の楽しさという本質をもって
練習をしてもらいたいと思っています。
子どもにはいろんなことを考えながら、
工夫をして練習を取り組んでもらいたい。

・今でも剣道に行くときはワクワクして、
前日からいろいろな準備をしていくんです。
子どもにも野球を行くときに、
ワクワクして出て行ってもらいたいと思っています。

・「安心空間」をつくることが大事。

・自分を大切にするというのは、やはり自分を好きになれるのか。
自分に自信を持てるのか。

・うちの子は結果がでないと周りから言われ、
がっくりして帰ってくる。
周りはわかりやすい結果に一喜一憂している。
うちの子は、どうせ俺なんてと思っているのかもしれない。

・うちの子はかえってきたら、自分でユニフォームを洗っている。
それは、すごいことなのに、結果がすべてと思っている環境にずっといて、
自分から前に出るという態度が全くない。
なにか自信につながるものがないのかなと思っています。
そういう自信を付けさせるには、
周りがその子を認めてあげる環境にならなければ。
試合に出る子たちだけ、自信を持てる環境というのはどうかなと思っています。

・うちの子は全体の練習が終わってから、個人で練習している。
あるとき、コーチからそんなことやっても無駄だからなと言われた。
なにが無駄なのか。
その姿勢を認めてあげることがだいじなのではないか。
コーチから自分で考えろと言われている。
その言葉が漠然としすぎて、なにをすればいいのかわからない。

・そのような環境では自分を好きになれない。自信が付けられない。
そんな中でうちの子は「コーチは変わらないから、自分が変わればいいんだ」と言っていた。
そのような環境でも子どもは成長しているんだと実感した。

・周りの同級生のメンバーに助けられているんだと思っています。

・自分を好きになるということ。自分を知ることが大事なのかなと思います。

・自分の得意なものを知ること、
周りのメンバーと比べてなにが得意なのか。
人よりもなにが優れているのか。

・少年野球の少年を見て、足が速い子を見つけると、
サッカーや陸上をやらせたことがある。
野球に限らず、その子の体格や体の特徴を見て、
その子が伸びそうだなと思ったら、いろいろなことをアドバイスをしていた。

・うちの子は野球以外で将棋も得意だった、
将棋が好きだったので、いろいろアドバイスをして、
子どもを乗せて自信をつけさせたら、
自分でテレビを見ながら、将棋を勉強するようになって、
大会に出て準優勝するようになった。

・子どもには選択肢の幅を広げさせたい。
本人がその選択肢の中から見つけてやると決めたものは応援したい。
子どもは環境で育つと思っています。
いろんな環境で子どもは成長していくと思っています。

・環境を作って、子どもの特性を見抜くことが
指導者にとって大切なんですね。

・子どもに得意なことを見つけて、
それをほめて伸ばしてあげる。

・サッカーをやりたいと言うので、
土曜日はサッカー日曜日は野球をやっている。

・子どもに自信を持たせることは本当に大事なんだなと思っています。
チームの中で、試合に勝つ、負ける、試合に出る、出られないというはありますね。

・試合後に怪我を我慢して試合に出た子がいて、
その子をコーチが「よく頑張った、みんなで拍手をしよう」と言って、
怪我を我慢して出た子を讃えていた。

・小学校5年の娘が「それは違うんじゃないの」思いながら、
拍手をしてしまったと言っていた。
それがあって、チームの周りの子は怪我を我慢して
試合に出る子が増えるのではないかととても心配しています。

・「ここで休んだら試合に出られない」といつも言っていて、
チームの中では子どもたちの根性を試しをしているのではないかと感じている。

・子どもは怠ける者とコーチ陣は思っていて、
どこどこが痛いという子がいたら、
あいつもはいつも怠けて練習をさぼろうとしている
と言っていたことを聞いたことがある。
子どもの特性を全く知らないコーチ陣だなと思いました。

・根性というのは、まずは健康な体がないと付きません。
怪我して試合に出て、根性が付くことはないですね。
怪我をして後悔するだけです。

・いろいろな関心を持つことで、いろいろなことを見つけることができる。
子ども達は発想力豊かで、いろいろなことに関心を持つことで、
いろんなことを発見する力を養うことができる。
大人がその選択肢を与えない環境をつくってしまうと、力を奪ってしまうことになる。
    

6月27日(土) きっかけ塾開催します!

今回のきっかけ塾は、「柔道」がテーマです。
柔道には「受け身」と言う動作があります。
近年子どもたちのケガ防止策として、
柔道の受け身が注目されています。

このことは野球のプレーの中にも共通した点が多く
「野球しかしない」ではなく他競技から学ぶ身のこなしは
子どもたちの運動能力向上に役立つはずです。

また武道精神から子どもの教育についても
学ぶ点も多々あると思いますので、
この機会にぜひ「きっかけ塾」へご参加ください。

◇日 時:
平成27年6月27日(土)
18:30~20:30

◇テ-マ:
「親子で柔道教室」
~柔道と野球の共通点~

◇対 象:
大人・子ども

◇会 場:
熊谷市立大原中学校 体育館 1F
埼玉県熊谷市大原3-4-1

◇指 導:
小松 賢(こまつ けん)
NPO法人日本少年野球研究所

◇参加料:
大 人(1名)2,000円
子ども(1名)1,000円

※親子参加割引き
2,000円(親1名 子1名)
1名増える場合は、対象の方の料金が加算されます

◇申込み:
jbbl@mft.jp まで

◇その他:
服装につきましては、ジャージ等の動きやすい服装でご参加ください

サマーキャンプ募集開始します

IMG_4760

元プロ野球選手5名による野球合宿。
基本技の習得はもちろん
自分で考え行動する力を身につけます。
野球仲間との親睦、親子のふれあいなど
ぎっしり詰まった野球合宿です。

主 催:NPO法人日本少年野球研究所

共 催:有限会社 エム・エフ・ティー

日 時:2015年8月12日(水)・13日(木)・14日(金)  2泊3日

会 場:小鹿野町総合運動公園野球場 (埼玉県秩父郡小鹿野町大字飯田)

宿 舎:小鹿荘(埼玉県秩父郡小鹿野町三山243  TEL 0494-75-0210)

◆アクセス◆
電車の場合 上越新幹線・高崎線「熊谷駅」より無料送迎バスにて70分
車の場合  関越道「花園IC」→国道140号(寄居・長瀞方面)
→国道299号(小鹿野・志賀坂方面)
→小鹿野町内「黒海土バイパス前」交差点を通過
→三田川小学校の1.5km先右側に小鹿荘
※ 球場は「黒海土バイパス前」交差点そば小鹿野町総合運動公園

◆講 師◆
大川 章 (元ヤクルトスワローズ 投手)
佐藤 洋 (元読売巨人軍 捕・内野手)
駒田 徳広(元読売巨人軍 内・外野手)
森 博幸 (元西武ライオンズ 内・外野手)
伏島 良平(元読売巨人軍 捕手)

◆参加対象◆
小学生高学年(3~6年生)・中学生
大人(指導者、上記参加保護者)
※軟式・硬式球を問いません

◆参加費◆
小・中学生 1人 49,000円
大 人 1人 49,000円
親 子 1組 89,000円 (2人の場合)

※現地までの交通費は含まれておりません。
※スクール生割引・研究所会員割引があります。
※同一家族で参加人数が3人以上の場合は、
1人増える毎に47,000円加算します。

◆申込み方法◆
下記よりダウンロードしたお申込み用紙(2ページ目)をプリントアウトして、
必要事項を記入捺印の上、下記受付窓口宛にFAXしてください。

http://mft.jp/school_2015campApplication.pdf

FAXのない方は、お申込み用紙を郵送してください。

◆お申込み締切り日◆ 7月31日(金)

◆キャンセル料◆
お申込み後のキャンセルは、
下記キャンセル料が発生しますのでご注意下さい。

21日前まで無料
20日~8日前 20%
7日前~2日前 30%
前日 80%
当日 100%

FAXのない方は、下記宛にお申込み用紙を郵送してください。

◆問合せ◆
NPO法人日本少年野球研究所
jbbl@mft.jp
FAX: 048-522-8468
〒360-0813埼玉県熊谷市円光1-12-41

8/12
11:00  熊谷駅から無料送迎バス出発
12:30  集合/受付
13:30  開校式/練習開始
16:30  終了
18:00    夕食
19:15  講習会(全員参加)
20:00   夜間練習(選手) 指導者&保護者講習会
21:00  終了
22:00    就寝

8/13
07:00    起床/散歩
09:00    練習開始
12:30  終了/昼食
14:00  体験学習(マスつかみ・川遊び)
16:00  終了 個人テーマ練習
18:00  バーベキュー
20:00  講習会・夜間練習
21:00  終了
22:00  就寝

8/14
07:00  起床/散歩
09:00  練習開始(小学生交流試合予定)
12:00  昼食
12:30  練習開始(中学生交流試合予定)
14:30  終了  閉校式/解散
15:30  無料送迎バス出発
17:30  熊谷駅到着予定

IMG_4859