ジョーブ先生・・・(^^;)

フランク・ジョーブ博士が
カリフォルニア州サンタモニカで
亡くなったと報道されました。

私も27歳の時に執刀していただきました。

肘の痛みに苦しみました。
しかし、国内の診断では「異常なし」で
痛み止めの注射をしながら試合に出ていました。

アリゾナ教育リーグに参加して
帰国前にロサンゼルスにより
ジョーブ先生に診察してもらいました。

「良くこの状態で投げていたね!」
「こうやったら痛いはずだ!」
「これは痛くないね!」

初めて痛みの症状を理解してくれた人と出会い
涙が流れました。

半年間のリハビリのあと復帰。
あんなに苦しんだ肘痛は
その後再発することはありませんでした。

ジョーブ先生のお陰で
10年間の現役生活を送ることが出来ました。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

恩師の存在・・・

私の恩師は、30人以上の人材を
プロ野球の世界に送り込んでいます。

口から出てくる言葉は
「お前らのお陰だよ!」

指導力も、私達は足元にも及ばないのに
「少しだけわかったかもしれない!」
「勉強になったよ!」

など、どこまでも野球に対して
謙虚で、学ぶことを休みません。

学ぶことを休まないので
いつまでたっても、近づくことが出来ません。

沖縄キャンプで、こんなことがあったと
他のコーチから連絡がありました。

ノックの際に

「いいねぇ~」
「おっ、うまいなぁ~」

の、言葉の連続だったそうです。

昔を知っている卒業生は
「?????」
といった感じかも・・・(笑)

「自分を変える」ことは
簡単なことではありません。

ましてや、指導方法となると
変える勇気を持つことは
本当に難しいことだと思います。

しかし・・・

指導方法は、変えられるのです。
恩師から、また教えられました。

時代に流れがあること
いいものは取り入れること

いつまでも謙虚でありたいものです。

野球教室がありました!

2日(日)は、千葉県船橋市で
野球教室がありました。

講師は

田野倉さん(中日ОB)
大川さん(ヤクルトОB)…
上川さん(中日ОB)
伏島さん(巨人ОB)
私の5名で指導させていただきました。

ステップは簡単なようですが
なかなか難しいものです。

「一歩踏み出す」

キャッチボールの基本ですが
なかなか取り組んでいるチームは
少ないような気がします。

目線・・・

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野球シーズンに入り、すでに
大会も増えてきました。

お互いのベンチから聞こえてくる大人の声は
「怒鳴ってばかり」のマイナスの言葉ばかり・・・

子ども達の日頃の成果を試す場が
まるで大人の「怒鳴り合い合戦」
になっているチーム・地域があります。

試合だけかと思いきや、練習も同じで
怒鳴りながらイライラしています。

「なんでできねぇんだよ!」
「しっかりやれよ!」
「いつも言ってるだろ!」

発する言葉は、
すべて自分に跳ね返ってきます。

発する言葉は
その人自身です。

尊敬する方から
そう教えられました。

大人と子どもは身長差があるので
子どもは、それだけで目線が上になります。

それだけで充分です。

子ども達のプレーに関する失敗は
怒鳴る必要はまったくありません。

助け合わなかったり
協力しなかったり
人を傷つけたり・・・

そんな時は「叱る」と言いますが
時にはそんなレベルではない場合もあります。

いざという時に
思いっきり「怒鳴れる人」になるために
自分自身を「律する力」が必要です。

そのためには、いつも
子どもと同じ目線になれるかどうかが
大きな鍵を握っています。

日頃から怒鳴ってばかりでは
子ども達の心の声は

「また始まったよ~」

でしかありません。

「怒鳴る指導」を封印してみませんか?
一番救われるのは、怒鳴っている人自身です。