「痛いときに痛いと言える環境」

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ある病院のリハビリを見学させていただきました。
選手の復活を願い、治療に当たる先生方の姿に
ハッとさせられました。

立場は違えど
野球界の発展のために
陰ながら支えてくれている方の存在。

その先生方も
怪我はして欲しくないと願っています。
大好きな野球を楽しんでほしいと願っています。

体にメスを入れた学生に
質問させていただきました。

「痛いときに、痛いと言えなかった」

この言葉の重さを
指導に携わる大人は
噛み締める必要があります。

それぞれの持ち味・・

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「人より優れたところを見つけて伸ばす」

それは子どもの指導に携わる身として
大きな意味を持っています。

ある子どもの表情に
変化がありました。

元気がありません。
その子の武器は「明るさ」です。

その子がいるだけで
その場の空気が変わります。

聞けば
指導者から執拗なダメだしがあったようです。

「お前は足が遅い!」
「普通の選手はボールが捕れるのに
 お前は足が遅いから追いつかない!」
「捕ってからも遅いんだよ!」

何度も何度も
そんな言葉ばかりをぶつけられた
子どもの心は大きく揺れ動きます。

大人はそれを「乗り越えろ」と言うでしょう!
確かに乗り越えれる選手もいます。

しかし多くの子どもが
やる気を奪われ、挑戦する意欲を失うのです。

指導とは
「その問題を一緒に解決に向かうこと」

「指導」と「指摘」は
まったくの別のものです。

指摘ばかりの指導者が多すぎます。

それもまた
野球人口減少の一因です。

子どもの意欲を奪ったり
野球を嫌いに指せる指導者の
罪は重いのです。

そしてそのタイプの指導者の口癖は
「子どものためを思って」
と答えます。

もしそんな指導者が、目上の人や
実績や経験のある方から
否定的な言葉を言われ続けたら
乗り越えれますか?

野球をやめたくなりませんか?

本質を見抜いている大人なら
そんな言葉を子どもに
ぶつけることはありません。

勝手な想像ですが
世界最速のボルト選手が
「君は足が遅いね!」
とは言わないでしょう(笑)

おそらく速く走るコツや
ヒントをくれるはずです。

一緒に解決に向かう力こそ
今の時代に必要な「指導力」
ではないでしょうか?

平成29年度会員募集・・

平素より当スクールの活動に
ご尽力を賜り誠にありがとうございます。

少年野球の環境をより良いものにするために立ち上げた
NPO法人日本少年野球研究所の活動も6年の月日が経ち
皆様からのご協力のもと新年度を迎えています。。

今年度もサマーキャンプを中心に、
スクール・個人レッスン・きっかけ塾を通じ
野球の楽しさを伝え、協力すること助け合うことで
より成長できる環境の場となるよう活動して参ります。

日本少年野球研究所では平成29年度会員を募集しております。
下記をご参照のうえご賛同いただける方の
ご入会を心よりお待ち申し上げます。

◇期 間 : 入会日より一年間

◇対 象 : 大人

◇年会費 :

正会員10,000円

準会員 3,000円

◇特 典 : 会員には次の特典があります

【正会員】
1.入会金無料
2.当会活動イベントの割引制度(キャンプ・きっかけ塾)
3.研究所オリジナルTシャツプレゼント
4.懇親会・無料研究会への参加

【準会員】
1.入会金無料
2.無料研究会への参加(年6回開催)

◇入会方法::jbbl@mft.jp
までご連絡ください。

人柄・・Σ(゚д゚lll)

ある方の記者会見で、
記者の質問者を指名する際に

「はーい、メガネ!」
「はい、顔の大きい人!
「手も長い、顔も長い人!」
「夏みたいなシャツ着てる・・・」

人柄がよく出ている言葉遣いで
違和感を感じました。

【人柄】の意味を調べてみました。
1 その人に備わっている性質や品格。
2 性質がよいこと。品格がすぐれていること

 

グランド上での

「下手くそ!」
「何回言ったらわかるんだ!」
「なんでできねぇ~んだよ!」

と、同じではないでしょうか?

普段は人柄が良くても
子どもたちのことになると
感情をコントロールできない大人・・

それは「言葉」と「行動」に出るはずです。

感情がコントロール出来ない時
苦しい場面に追い込まれた時ほど
人柄が出てしまうようです。

気を付けないと・・^^;