月別アーカイブ: 2012年12月

子どもの感性を奪う・・・

大人は自分の経験を基に、アドバイスを送ります。
たとえば道具選び・・・

大人が「これがいい」と言い、
ひとつの道具を子どもに差し出します。

子どもは「これでいい!」と言い
道具を購入します。

良い物も悪いものも、自分で触れてみて判断した子どもは
「これがいい!」と言う言葉を使います。

 

「これでいい」

「これがいい」

 

たった一字ですが、子どもの感性から見ると
大きな「差」のような気がします。

何を食べたい?
の問いに、「これでいい」と「これがいい」も
同じように感じます。

早い段階で口を出せば出すほど
子どもの感性を奪ってしまうことになります。

「見守る大切さ」はこんな場面でも現れます。

良かれと思った言葉や行動が
子どもの感性を奪ってしまう・・・

難しいからこそ、口を出さず
見守る回数を増やしたいですね。

認めてあげる・・・

12月に入りました。

8日(土)の「きっかけ塾」には、埼玉県外からも
申込みをいただいています。
ありがとうございます。

前日まで申し込みは可能ですので
ご連絡お待ちしています。
jbbl@mft.jp

 

さて、グランドでは相変わらず
「なにやってんだ!」
「しっかりやれ!」
の言葉が飛び交っているようですが

関係者の話を聞くと
少年野球に限らず、子どもが関わる他の競技でも
まったく同じ問題を抱えているようです。

 

なぜできないのか・・・

 

 
この矢印を子どもに向けてしまうと
その原因がなかなか見えてきません。

やる気がないの?
集中してない?
うまくなりたくないの?

もちろん、それに当てはまる例もありますが
意外にそこではないような気がします。

教える側に問題はないのか?
できない理由が、何か他にあるのでは?

そこから探っていくと
「環境」や「体」の問題点が見えてくる例があります。

笑われるかもしれませんが、何度も
不思議な体験をしています。

「そうかぁ~、それは大変だったな!
 良くここまで頑張ってきたなぁ~!
 もう大丈夫だから・・・」

子どもの心を認めてあげるだけで
野球が変わる子どもがいます。

技術を教えるにしても
まず「心の土台」を作ってあげる・・・

その土台を作ることにより
子どもの成長が加速して行きます。

12月22日(土)の「きっかけ塾」は
プロスポーツセラピスト(臨床心理士)
武野顕吾さんに「子どもの能力を引き出す」をテーマに
プロから学びたいと思います。