2013サマーキャンプ
不思議なもので、同じタイミングで
同じような質問が数件続きました。
「理不尽なことがあった」
「冗談じゃない」
「もう、やってられない」
私にはひとつの教訓があります。
現役時代にさかのぼってしまうのですが
先輩の藤田浩雅さん(阪急~巨人)に大変お世話になりました。
阪急の捕手として新人賞を受賞し
試合終了時に抑えだったアニマル・レスリー投手に
良くグラブで殴られていた・・・と言えば思い出すファンも
多いかもしれません(笑)
ある時期、私は試合に出れない日々が続き
「もう、やってられない」精神状態に追い込まれました。
その時に同じように試合に出れない藤田さんは
腐ることなくいつ試合に使われてもいいように
準備を怠りませんでした。
思わず「なぜ?」と質問した時に
答えてくれた内容は、心に突き刺さり
今でも私の人生訓になっています。
「阪急で同じような経験をしたこと」
「文句を言っても解決しないこと」
「投げ出したら腐ってしまったら、
一番損をするのは自分であること」
だから俺は練習は手を抜かない!
考えてみたら当たり前のことなのですが
なかなか簡単ではありません。
しかしその言葉を貰ってからは
何があっても腐らないように
心がけています。
「自分を大切にするとは?」
その言葉の意味を
ぜひご家庭やチームで
子ども達と話し合ってください。