月別アーカイブ: 2015年12月

願いを込めて・・・

多くの少年野球に携わる皆様に
届きますように・・・

プロの投手が、必ずしも小学生から
活躍しているわけではない理由

1.投げ過ぎによる損傷

今、小学生で投手で活躍している選手やその関係者には
ぜひ知っておいて欲しいことがあります。

「小学生の時はすごかったけど、高校でヒジを痛めて野球を断念した」

よくある話ですが、もしかしたら痛めた原因が
小学生の時にあるかもしれないのです。

近年、多くの整形外科の先生方が、
小学生の野球ヒジに関して警鐘を鳴らしていらっしゃいます。

全国的にも野球ヒジの集団検診や、
講習会などが開かれるケースが増えてきています。

しかし、まだまだそうした取り組みは、
ほんのごく一部の地域、チームに限られているのが現状です。

真に強いチームほど、障がい予防に対する意識は高いようですが、
その一方で一人のエースに頼り、
連戦連投で勝ち進むチームもまだまだ多数存在しています。

問題なのは、小学生はまだ成長の途中のため、
その時点のわずかなヒジの異変でも、
その後ずれた状態で成長することによって、
将来重大な問題になってしまう可能性があるらしいのです。

●参照ページ
http://mft.jp/condition_elbow_junior.htm (PCページ)
http://mft.jp/sp/condition_elbow_junior.htm (スマートフォン)

小学生を酷使して勝っている指導者は、
選手の将来の芽を摘んでいることに気づかず、
単に高校でヒジを痛めたとしか思っていないことでしょう。

小学生は「野球の楽しさ」を知り、
「野球の基本やチームメイトと助け合う」ことを学び、
勝ち負けはまだ二の次でいいのでは、と言うと、
それでは甘いと言う声が返ってきます。

しかし、400~500の小学校から年に一人しか出ないくらい
希少価値のプロの投手の、95%が大きな大会に出ておらず、
さらに、3割がチームのエースではないという現実があります。

整形外科の先生で
「プロになる選手は、あまりに力がありすぎるために、
小学生の時は軽く投げて勝てたから
たまたまヒジを痛めなかったのではないか?」
という仮説を仰った方がいらっしゃいました。

実際には、障がいに意識の高いチームにいたとか、
補欠や他のポジションだったとか、
弱いチームで試合が少なかったとか、
それぞれに様々な事情はあるでしょうが、
小学生の時にたまたまヒジを痛めなかった才能のある選手が
プロの投手になっていると言ってもいいようです。

現在、大活躍している小学生の投手は、
ヒジに少しでも違和感を感じたら、
無理せずに野球ヒジの専門医の診断を受け、
試合よりも治療を優先することをお勧めします。

なぜなら、小学生で大活躍したからといって
プロになれる確率が上がるわけではないのですから…

MFT(http://mft.jp/)
メールマガジンより抜粋

年末年始スケジュール

いつもお世話になっています。

年末年始スケジュールを
お知らせいたします。

報告が遅れまして
大変申し訳ございません。

年始の第1週は
行田スクールのみの開催となります。

宮代・熊谷スクールで参加可能な方は
1月8日(金)の行田スクールへお越し下さい。

【宮代スクール】
12月21日(月)まで
1月11日(月)から

【熊谷スクール】
12月22日(火)まで
1月12日(火)から

【行田スクール】
12月25日(金)まで
1月 8日(金)から

【個人レッスン】
12月24日(木)まで
1月 6日(水)から

以上、宜しくお願い致します。

指導ってなんだろう?

何年携わっても「指導方法」には
答えが見つかりません。

その打ち方が、その子どもに合っているのか?
その言葉が子どもに理解できるのか?
もしかしたら誰にも答えはわからないと思っています。

指導は、そこからスタートすべきです。

「俺は指導力がある」と言い切れる自信は
どこから湧き出てくるのか
不思議で仕方がありません。

ある選手が選抜チームに選ばれました。
するとその選抜チームの指導者が

バッティングを変え
投げ方を変え

とにかく指導したががるケースがありました。

その指導者が目に見えない環境の中で
「良い選手」に成長したからこそ
選抜チームに選ばれたのです。

今までの通ってきた道を
尊重してあげることは難しいことなのでしょうか?

「自分好みに変えない」

特に上手な子ども達は「触らない」

上手くできない子ども達には
「ヒントを出して導いてあげる」

そんな指導者が増えることを
願ってやみません。

ぜひ27日(日)の「きっかけ塾」に
ご参加ください。

大きな差・・・^^;)

子どもの性格は様々です。

持って生まれた性格
育った環境

様々な環境が子どもの成長に
影響を及ぼします。

「言葉」の影響・・・

マイナスの言葉
プラスの言葉

少年野球のプレーの中で
出来る出来ないはあまり大きな問題ではありません。

「野球が大好き」
「うまくなりたい」

そんな気持ちで一生懸命に取り組んでいれば
時間が経てば出来るようになるものです。

厄介なのは

「やろうとしない子ども」
「自分を変えようとしない子」

その多くは

怒られてばかりの環境の子ども
型にはめられて猛練習の子ども

そんな特徴があると感じます。
やはり技術論よりも環境論を整えることが
優先されるべきです。

大人とコミュニケーション!

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スクール・レッスン・研究所に携わっていただいている
大人の皆さんは、子どもたちに良く声を掛けてくれます。

このことは特にお願いした訳ではなく
自然の流れの行動です。

価値観が同じ大人の存在は
子どものいる空間にとっては
「環境」が整いやすく、大きなパワーを生み出します。

「おっ!久しぶりだなぁ~!」
「元気そうだなぁ~!」
「体が大きくなったんじゃないかぁ~!」
「バッティング良くなったなぁ~!」

ある方から言われました。
「ここには、子ども達が大人と会話するチャンスが
信じられないくらい多いという特徴がありますね。」

ありがたい言葉です。

大人の言葉に「はい!」と返事をすることは
本当に素晴らしいことです。

あるチームでは「はい」しか言わせない!
それ以上は「言い訳」や「不満を生む」との事でした。

しかし状況によっては、「はい」と言う言葉が
当てにならない場合があるのも事実です。

大人と子どもが同じ目線で話すことは
決して「タメ口」ではありません。

挨拶だけ、返事だけではなく
子どもと大人が会話している光景を見るたびに
子どもの成長を感じます。

そして5年後・・・
10年後・・・
「コミュニケーション能力」に
大きな差が出てきます。