脱帽・・・

日本には、昔から語り継がれる伝統や文化がたくさんあります。
野球の世界でも、「なぜそうするのか」
意味がわからないことも多く存在します。

「おじぎ」

この文化は、日本独特のものなのか
海外の人から見ると、不思議な光景に映るそうです。

グランドの出入り時に帽子を取って一礼。
挨拶する時や、人の話を聞く時も、帽子を取って
相手に敬意と尊敬の気持ちを表現します。

子ども達が、敬意とか尊敬の意味は理解していないのに
習慣になっているので、それはそれで素晴らしいことだと思います。

私達は暑い時期になると、話を聞く時に
子ども達は必ず帽子を取るので、そのことを褒めてあげてから
「帽子をかぶるように」アドバイスします。

猛暑の中、帽子を取らせて指導者の長~いお話・・・

ぜひこの季節は「帽子をかぶったままでいいよ!」
そんな配慮を子ども達にしてあげてはどうでしょうか?

熱中症には、くれぐれもご注意ください。

嬉しい一日・・・♪

第14回小学生(3・4年生)ティーボール選手権大会
東日本大震災復興支援ティーボール第1回交流大会が開催され
西武ドームへ行ってきました。

プロ野球OBクラブの一員として、復興支援のお手伝いで
福島県の子ども達と楽しい時間を過ごしてきました。

ティーボールは低学年の子ども達にとって
ルールや基本動作を覚えるのに
素晴らしい競技だと思います。
何よりも子ども達の障害予防にもつながり
今後の学校体育でも、授業の一環として
今以上に受け入れられて行くのではないでしょうか?

日本ティーボール協会のホームページです。
http://www.teeball.com/

開会式には元内閣総理大臣の海部 俊樹さん
元巨人軍 荒川博さん
そして王貞治さんも参加されました。

王さんは私が入団した時の巨人軍の監督で
現役時代は868本の本塁打を放った
世界一のホームランバッター!

私達の年代にとってはスーパースターであり
永遠に憧れの存在です。

声をかけていただき

鳥肌が立ち・・・
感動・・・
そして、めまい・・・(笑)

今日は手を洗わないでおきます♪

中畑さんも「絶好調」でした!!!

カウントダウン・・・♪


昨年の講習会

いよいよキャンプまで一週間です。
募集も締め切りとなり、ワクワク感が高まってきました。

お知らせです。

キャンプ初日の14日に
昨年まで西武ライオンズの一軍打撃コーチを務めた
森 博幸さん(もり ひろゆき)に講師として
参加していただくことになりましたので
ご報告させていただきます。

それって勘違いしていませんか?

保護者と指導者の会話です。

「あなたの息子さんは戦力として考えています!」

その言葉の意味は、指導者の考えを物語っています。
少年野球は、全員が「戦力」です。
「戦力」にならない子どもはいません。

もし子どもが「戦力」であることを認識していなければ
「戦力」であることを教える必要があります。

この言葉を言われて、もし親が喜んでいたとすれば
残念ですが、それが「普通」なのかもしれません。

私のような偏屈人間には
「それって、おかしくない?」と思ってしまいます。

子どもを単なる「駒」としか見ていないのでしょうか?

成功って何だろう?

少年野球・・・
どうしてそんなに勝ちたいのだろう?
なぜそんなにイライラしているのだろう?

大人も子供も協力もしないし
助け合うこともしないし
やる事もやらないで勝てるわけがないのに

それでも勝ちたいと思い、子ども達の体力を考えず
子ども達に怪我をさせてまで
目先の勝利を目指している。

「勝つためには猛練習しかない」

そんな考えは捨てた方が良い。
それよりも、考え方を変えたほうが近道だと思う。

他人の悪口を言い
采配や起用方法に文句を言い
弱い立場の子ども達を怒鳴りつけ、イライラをぶつける。

子ども達は幸せになれるのだろうか?

子ども達に説明もしないで
やって見せるわけでもなく
手取り足取り触るわけでもなく

心を通わせるわけでもなく
ただ怒鳴ってばかりで、延々と説教ばかり・・・

これではスポーツをやる意味合いがズレてしまう。

皆、子ども達が幸せになることを願っているはず。
幸せってなんだろう?

野球が上手になること?
大会に勝つこと?
甲子園に出ること?
プロ野球選手になること?

高校野球で引退すれば18歳
大学野球で22歳
社会人野球で20台後半
プロ野球でも成功すれば35歳まで
それもほんの一握りの選ばれた人達だけの話・・・

憧れのプロ野球選手になれたとしても
二十歳そこそこでクビになる選手がたくさんいる。

成功って何だろう?
もっと「野球」より大切なものがあるのでは?

「野球を通じて何を学ぶか」

ここに野球をやる意味合いが隠されてはいないだろうか?
野球の神様は、そのことを学んで欲しくて
野球というスポーツを与えてくれてはいないだろうか?

私は「野球」を通じ、たくさんに人と出会い
「協力すること」
「助け合うこと」を学ばせていただいた。
だから野球を人一倍大切にしたいと考えている。

私の高校時代の恩師は
「人を育てる」という教えを柱にして、多くのプロ野球選手を輩出した。

最近では楽天の嶋捕手が、試合前の挨拶で
素晴らしいスピーチで人々に感動を与えている。
私は驚かない。
なぜならそういう教育を受けてきたから・・・

そこが一番大切なポイントではないだろうか?

私は出来の悪い人間。
それは自分が良くわかっているつもりだ。

ただ前途多難、いばらの道だが
「人の役に立つ人間」になりたいと、そこを目指している。

それができれば成功!
出来なかったら失敗!

勝ち負け以上に大切な物があることを、子ども達に伝えたい。