勉強会や講習会を通じた「きっかけ作り」

昨年から父兄を対象にした勉強会や
指導者を対象とした講習会を各地で行っています。

アンケートによりますと

「指導を学びたい」
「チームの環境を整えたい」
「意識を高めたい」
「親子関係で悩んでいる」
「指導者と親の間に溝がある」

など、どこのチームでも悩みは尽きません。

私たちがグランドで行っている野球教室だけでは
現実的に解決できない問題も数多くあるようです。

私がお話させていただく内容は

・少年野球の位置付け
・野球に関わる目的
・少年野球界の現状
・大人の役割
・子供の性質を知ろう
・指導者の陥りやすいポイント
・親の関わり方
・野球の基本は体にあり
・真っ直ぐに立つ
・スクールでの指導方法

などをご紹介させていただいています。

プロの世界で活躍された方々は数多くの「成功体験」をされ
実績を残していますが

残念ながら私は力不足で実績を残せませんでした。
誇れるのは「失敗経験」です(^^;)

今、私に出来る事・・・

それは自分の失敗経験を元に
「メッセージを伝えること」だと思っています。

北海道北見市での講習会でご父兄の皆さんからいただいた
アンケートを原文のまま紹介させていただきます。

・知らず知らずに子供を傷つける言葉を言っていたこと
 反省させられました。必死に物事に取り組んだ人の言葉には
 重みがあり、素直に聞くことができました。
 今後の参考にしたいと思います。

・子供に対する接し方・・・難しいですね!
 考えさせられました。

・野球だけではなく、親としてどう子供に接するか
 改めて教えていただきました。
 指導者の方達もそれぞれ講習を終えて
 また新しく動いていただけると思いました。

・他の子供との比較をどうしてもしてしまうところがあり
 改めて反省しました。

・講習会での話は納得する出来る事が多く
 素直に受け入れることが出来ました。
 日頃から感じている部分があったので
 講習を受けて良かったです。

・私たち親が子供のためにどうして行ったら良いか
 考えさせられました。
 なかなかこういう機会がなかったので話が聞けて良かったです。
 機会があればまた話を聞きたいと思います。

・私たち親が子供を信頼していれば子供がたくさんプラスに
 なるような気がします。手をかけず心をかけるようにしたいです。

・親の過剰な期待の話は胸が痛くなりました。
 反省させられました。良い講習会でした。

・子供の心理について普段の子育てにも共通する内容がたくさんあり
 勉強になりました。

もし「チームで聞きたい」とのご希望があれば
juku@mft.jp までお気軽にご連絡ください。

プロジェクターとスクリーンがある会場だと助かります。

昔のことを思い出しました(^^;)


どこの家にもあった木彫りの熊

昔・・・
アメリカ・ロサンゼルスに子供たちを連れて行ったサマーキャンプ!
頭の中にフッと思い出した光景があります。

日本の子供たちとアメリカの子供たちの親善試合・・・

アメリカチームを指揮したのはアメリカのプロOB選手!
試合後の出来事でした。

「大変な失敗を犯してしまった」

理由は、一人の選手を試合に出すのを忘れてしまったから!
詳しく聞いてみると

「せっかくグランドに来た選手を試合に出さなかった」
「子供を傷つけてしまった」

そう言って当事者の子供に謝っていました。

「子供は野球をplayしに来たのに・・・」

その姿は罪悪感でいっぱいでした。

「子供が主役」

日本では勝利優先主義のチームが多く
残念ながら子供が主役になりきっていません。

様々な大人の理由がそこには存在します。
指導者の勝利優先もあれば
親の采配批判もあります。

「せっかく勝ってたのに、あの子をなぜ使うの?」
「なぜ交代させたの?させなかったの?」
「あそこであのサインはないでしょ?」

酷いケースでは

「あいつは俺の言う事を聞かないから試合に出さない!」
そんな指導者も現実にいます。

子供はなぜ早起きしてグランドに来るのでしょう?
決してベンチに座りに来ているわけではありません。

少年野球はあくまで「全員野球」を目指すべきです。

子供たちは大人より純粋です。
そして壊れやすいのです。

「親に心配をかけたくないから・・・」
「親に感謝してるから・・・」

そんな気持ちにさせて
仕方なくグランドに足を運ばせてるとしたら?

「野球を嫌いにさせる」

大人の罪は重いと思います。

3/22の「きっかけ塾」が終わりました!

今回の「きっかけ塾」は

斉藤接骨院院長 斉藤忠正さん
群馬県立太田女子高校陸上部監督 春山晴司さん
にお願いしました。

斉藤さんには「子供たちのメディカルチェック」
の大切さをお話いただきました。

簡単に選手のコンディションを調べる方法は大いに役立ち
体から出るサインをキャッチすることにより
障害予防に繋がるはずです。

春山さんには「走り方と野球を結び付けろ!」
をテーマに、姿勢や股関節・肩甲骨を中心に
動き作りの大切さを伝えていただきました。
「骨で動く」という興味深い内容でした。

ご自身の病気を克服された経緯から
「生きている事に感謝」
「子供がいてくれるだけで感謝」のお話には心を打たれました。

今回も学びの多い内容で
私自身も見聞を広げることに繋がりました。

皆さんのご協力に感謝致します。
次の「きっかけ塾」もご期待ください☆

優先順位???

講習会で「野球に関わる目的とは?」の内容の中に

親は「自立に向けて」
指導者は「人を育てるお手伝い」
地域は「我が子同様に見守る」

それぞれの立場で大切な点を訴えています。

誰だって自分の子供が一番可愛いに決まっています。
しかし、野球の素晴らしさは「力を合わせること」を教えてくれます。
試合中でさえ、助けてもらったり助けてあげたり・・・

子供たちには「力を合わせて」と言っているのに
親同士のヒソヒソ話は・・・

試合に出る先発メンバーを見て
あるいは試合途中の選手の起用について
親がこう言うそうです。

「なんであの子が試合に出てるの?」

「なんでうちの子が先に入ったのに?」

「なんでうちの子の方が上手いのに?」

「なんであの子の親は何もしないのに?」

おそらく多くの方がこのセリフを耳にされているでしょう?

このことをひとつ取ってみても
少年野球に関わる姿勢が間違っています!

「試合に出れて良かったね」
「ナイスバッティング」
「体は大丈夫?」

他人の子供に対しても我が子同様に見守る事の出来ない空気が
そのチームにあるとすれば、その環境は子供にとって
決していい空気とは言えません。

不思議なことですが、他人のことを思いやると
最終的には自分の元に助けてもらったり
力になってもらったりして返って来ます。

子供たちの純粋な気持ちを壊したり
チームでトラブルを起こす原因は
常に私たち大人であることを忘れてはいけません。

主役は「あなた」と「あなたのお子さん」ではなく
主役は「子供たち」です!

都合のいい言葉 「子供のために・・・」

子供は近い将来「自分の足で」生きて行きます。
いつまでも親にベッタリでは気持ちが悪く
子供は親離れを・・・
親は子離れをしなくてはいけない時期が来ます。

少年野球の子供たちは、今はその準備期間!

飛び立つ前に親の教育を受け
社会の力を借り、たくさんの仲間と協力し合いながら
汗と涙を流し成長しその時を迎えます。

外は雨・・・

ある親は、通学する子供が雨に濡れて
「風邪でも引いたら大変」
とういう思いで車で校門まで送り迎え!

どしゃ降りや台風の日だけではなく
少量の雨でも、気温が低くても
「子供のために」と・・・

遠距離ならまだしも2ー30分程度の距離なのに・・・

子供は雨に濡れる事もなく
親の力を借りて、風邪を引くこともありません。

「生きる力とは?」

「先を見る力」と「先を読む力」が不可欠です。
これは理屈ではなく、子供が日々の生活で自然に身に付けること!

傘をどう使えば濡れないか?
風を読まなくては濡れてしまいます。

万が一濡れた場合に何が必要か?
替えの靴下が必要です。
濡れた靴下を入れるビニールが必要です。
先を読んだ準備が必要です。

都合良く私たち大人は「子供のために・・・」と言います。
しかし本当にそれが子供のためなのか?

誰しも大人はその判断をよく間違います。
「子供のために」と言いながら
「自分のために」というケースは多くないでしょうか?

「俺はお前の為にやってるんだぞ!」
「お前を思ってるから言ってるんだぞ!」

そう言ってグランドで怒鳴りまくっている指導者がいます!
家庭で子供に怒鳴りまくっている親がいます!

いま一度、冷静に考えてください。
時には必要な行為かもしれませんが

グランドで言ったこと
家庭で言ったことは

「本当に子供のためですか?」

本質はそこに何か「大人の都合」があるはずです。
それに気がついたとき
人は幸せになれるような気がします。