野球界の目指す指標

「指示待ち人間を育てない」

この言葉をここ数年
良く耳にします。

この観点からチームの指導を顧みたとき
その方向に向かっているでしょうか?

グランドでは大人の大きな声が響き渡ります。
その多くは、子どもに向けた「指示」です。

挨拶や返事を強要したり
選手とのコミュニケーションもなく
大人の一方方向からの指導は

まさしく「指示待ち人間」を
育てています。

自立とは・・
他のものからの援助や管理を受けないで
独立していること。

自律とは・・
自分の決めた規律に従って
自分自身をコントロールすること。

子どもたちには
みんなが伸びる環境を
提供したいものです。

そのためにも、答えを与えすぎず
「見守る」というスタイルに
大きく舵を取る勇気が必要です。

根付く・・

各地を勝ち抜いた
高校・大学のトップチームが
参加している全国大会
明治神宮野球大会が開催されています。

各チームのエース級は

「真っ直ぐに立つ」

を意識している選手が
かなり増えてきました。

継続する力・・

幼少期の子どもの特徴は
何度も何度も同じことを
繰り返す特徴があります。

子どもと遊ぶと、とにかく
「しつこい」(笑)

その特徴を遮るのが大人で

「もう止めなさい!」
「忙しいんだから・・」

子どもは自然に「諦めること」を
学んでいきます。

ここにヒントが隠されていないでしょうか?

幼少期に体を使ってよく遊んだ子どもと
あまり遊べなかった子ども

スポーツの苦手な子は
ここに原因がある可能性が
少なからず存在します。

勉強が得意な子
スポーツが得意な子

どちらも素晴らしいです。

「自分が得意なもの」
が見つかれば
自然と継続する力が
身につくと感じます。

できれば10代のうちに
継続する力を身につけて欲しいです。

その入り口は
大人が答えを与えないこと
なのかもしれません。