月別アーカイブ: 2008年5月

今がチャンス☆

5月5日は子供の日♪

昨日は宮城県の日本三景・松島町で
日本プロ野球OBクラブ主催の
「第14回全国少年野球教室」が行われました☆

私は指導者・父兄の皆様を対象にした
講習会を担当させていただきました☆

内容は大人がどう子供達に向き合うか・・・
をテーマにさせていただきました。

耳の痛い話の数々!
しかし、松島町の方々は「子供のために!」
真剣に話を聞いていました。

終わった後に関係者に伺ったところ
やはり一部のチームでは
子供達に対して怒鳴り散らしているそうです(^^;)

私が常々思う事は
もし、いつも怒鳴っている人がプレー側に回ったら・・・

高目・低目のボールは振りませんか?
暴投は投げませんか?
ファーボールは出しませんか?
エラーはしませんか?

と考えます。
もし一生懸命やっているのに
怒鳴られたら?

しかも
「テメェー何やってんだ!」
「しっかりやれ!」

と言われたらどう思いますか?

怒鳴っている人ほど、我慢できなくて
そのチームを辞めてしまうでしょう!

人の立場になって考えれば
叱るにしろ、怒るにしろ
もっと悟らせるような表現ができるはずです。

そうすれば怒られても
子供達は素直に聞き入れ、行動が変わってくると考えます。
信頼関係も築けるでしょう!

親は指導者に対して思うところがあります。
また指導者も親に対して思うところがあります。
しかし、子供が主役!
耳の痛い話でも「子供達のために!」
お互いが尊重しあえるチーム作りをしてください。

子供達が大人の話を、あるいは野球の技術を
スポンジが、勢い良く水を吸うように・・・
そんな環境を演出する事が
我々大人の役割です☆

まずは「人」を育てる事!
あまりにも「勝敗」を優先し過ぎです!

しかし「人」が育った時
おのずと負けないチームになるでしょう!

今が変われるチャンスです☆

厳しい現状(^^;)

ゴールデンウィークと言っても
少年野球界は大会や練習の日々!

今日の関東地方は暑い一日でした(^^;)
そんな中で、試合観戦!

「いったいどうしたら良いのでしょう?」

「どうやったら大人は変わるのでしょう?」

「どうやったら気付くのでしょう?」

指導者はなぜ怒鳴ってばかりいるのでしょう?
あの姿は教育ではありません(^^;)

自分の思い通りに行かないイライラを
子供達に罵声を浴びせて
何が面白いのでしょう?

あなたの立場は何ですか?
何のために少年野球に携わっているのですか?

選手を育てたいのですか?
それとも潰したいのですか?

お願いだから「宝物の子供達」を
大切に、大切に育ててください。

怒って良いのです!
叱って良いのです!

しかし今日の指導者は
子供達に対しての愛情を感じる事はできませんでした。

試合後、あなたは車を運転していました。
あなたが免許取り立ての頃
助手席の人が
「てめぇー何やってんだ!」
「バカ、早く行けよ!」
「何で行かねぇんだよ!」

そんな事を言われ続けたら
運転が好きになりますか?
その人を乗せて、ドライブに行きたいと思いますか?

誰でも最初は上手にできないのです!

あなたが早く気が付かないと
「宝物の子供達」が可愛そうです(^^;)

少子化だから・・・?
もちろん、そのような地域もあるでしょう!

今日の場合は、あなたのチームに
あなたの指導方法に魅力がないから
人が集まらないだけです!

5~10年後には・・・(^^;)

たとえば私の少年時代!

昔: 水を飲む事はダメ!
今: こまめに水分補給しないとダメ!

昔: 体を冷やすからプールはダメ!
今: 筋肉をほぐすのに最高!

と言ったように、時代とともに常識が覆り
今に至っています。
おそらくその時代に「水は飲まないとダメ!」
と言っていた人は周りの人々から
「アイツは頭がおかしい!?」と言われていたかもしれません。

さて、私も頭がおかしい部類の人間です(^^:)
今の少年野球の常識が覆る時が
早くて5年!
遅くても10年後にはやってくるでしょう!

練習のやりすぎはダメ!

とにかく練習時間が長すぎます。
小学生であれば集中して動ける時間は
体力的な面から考えても練習は3時間が限界!
それ以上は子供の成長を妨げます。
筋肉も固まります。
上手くなりたいと言う気持ちより
練習が辛くなる一方です。
とにかく数をこなすので、怪我につながります。

低年齢で型にはめてはダメ!
 上手くなるのが早すぎる!

たとえば、小さい子供に何とかバットとボールが当たるように
コンパクトにして教え込みます。
確かにバットに当てる事はできますが
一度小さくした動きは元には戻りません。

小さい時に優秀だと思われていた子供が
高校に行ってもなかなか伸びずに終わってしまいます。

その他にもまだまだ間違って理解している
大人が多すぎます(^^;)
と言うよりそれが常識になっています。

私が育てる側の人間として目指したいのは
「大器晩成型選手」を作る事です☆

ねっ!
こんな事ばかり言っているので
「一生懸命やって何が悪い!」
と受け入れてもらえないのがわかりますよね(^^;)

5~10年後を楽しみにしています。

ちなみに私の高校時代!
かなりの練習量をこなしました。
精神的には強くなりました。
しかし、無駄を省く事も重要です!