子供には「将来どんな道を歩んで欲しいですか?」
この出発点の設定が大きなポイントになります。
「受験戦争を勝ち抜いて優秀な高校や大学に進学し
そして一流企業に就職する道」
「野球が上手で、有名高校に入学し甲子園出場!そしてプロの道!」
そんな道を歩んで欲しいと思う親も多いでしょう。
私が望むものは「健康であること」
「仲間をたくさん作ること」
「感謝の心を持つこと」
その他にも枝葉はたくさんあるのですが、そこに出発点を設定しています。
子供には子供の進みたい道があり、また進むべき道が必ずあると信じています。
親が出来るのは子供が道を探すための「手伝い」か「見守る」ことくらい・・・
私の親がそうしてくれたので、私も同じ考えです。
すべてが順調に行かなくても良いし無駄な時間を費やしても良いと思います。
それは大人になった時に無駄ではないことに気がつきます。
多少の横道にそれたとしても良い経験です。
ただし、大きくそれそうになり大怪我をしそうになった時は
防波堤にならなければなりません。
「全てを失敗させないように親が口を出し、親の言うとおりにさせる」
これでは、子供自身が考え行動できるはずがありません。
野球もまったく同じ事が言えると思います。
日本には他国にはない「道」がたくさんあります。
書道 華道 茶道 剣道 柔道 弓道など
そして、野球道!
これらの「道」には
心を磨く
礼を重んじる・・・などの共通点があります。
面白いのは、心の乱れがそれぞれの技術を狂わせてしまう点!
これには深いものを感じます。
新型インフルエンザのニュースが大きく取り上げられています。
大阪の学生が、休校になり自宅待機になったにも関わらず
カラオケやゲームセンターへと繰り出しました。
学生の軽率な行動にも呆れますが、それを止めれない大人!
家庭の事情が…と言い訳をする時点でどうかしています。
健康上の理由があるならば別ですが
中・高にもなって責任ある行動を取れないはずはありません。
「こんな時しか遊べないから」とテレビカメラに向かって答える高校生!
日本の学校教育には「道徳」と言う素晴らしい「道」の授業があります。
子供達には、しっかりとした「道」を歩んで欲しいと願っています。
まだまだ軌道修正は可能です。
そのためにも「大人」の役割が重要であることに変わりはありません。