昨日の埼玉スクールでの1コマ・・・
小学生のバッティング指導をしていて
私が最も嫌う距離を取らないバッティング!
トップでグリップが耳の所にくっ付いて
「割れ」が出来ません。
体重移動と同時にグリップと体が一緒に前方に流れて行きます。
厄介なのは、この方がバットにボールが当たりやすく
ゴロを打つには良い方法です。
しかし、単に
「三振をしないように・・・」
「相手のエラーを誘う・・・」
など今日の試合を勝つための手段でしかありません。
この打ち方は、高いレベルに上がった時に
苦しむことになります。
私 : 「耳から離したら?」
小学生: 「お父さんから動かすなって言われました」
昨日今日に入ったスクール生ではないので
そこでアドバイスを送る事は止めました。
今までも同じ事を言ってきて、
その子はその場ですぐに修正する能力があります。
しかし・・・
この子は、私とお父さんの間に挟まれて悩んでたかもしれない・・・
そう考えると、私が指導できるはずがありません。
親子の信頼関係を壊す事は私にはできません。
「親・指導者・子供」
この3点が崩れると、指導は成り立たない事を
改めて痛感させられました。
最後に責任を負うのは「子供(自分)」
次に「親」
最後に「指導者」です。
私の責任は「気づかせる事」かもしれませんが
親の責任を上まる事は有り得ません。
学校の先生にすべて丸投げ!
塾に任せっきり!
親の自己責任を考えさせる一日でした。
親は子供にとって一番身近にいる最大の応援者です☆