日別アーカイブ: 2009年11月28日

親子の信頼関係♪

昨日の埼玉スクールでの1コマ・・・

小学生のバッティング指導をしていて
私が最も嫌う距離を取らないバッティング!

トップでグリップが耳の所にくっ付いて
「割れ」が出来ません。

体重移動と同時にグリップと体が一緒に前方に流れて行きます。

厄介なのは、この方がバットにボールが当たりやすく
ゴロを打つには良い方法です。

しかし、単に

「三振をしないように・・・」
「相手のエラーを誘う・・・」

など今日の試合を勝つための手段でしかありません。

この打ち方は、高いレベルに上がった時に
苦しむことになります。

  私 : 「耳から離したら?」
小学生: 「お父さんから動かすなって言われました」

昨日今日に入ったスクール生ではないので
そこでアドバイスを送る事は止めました。

今までも同じ事を言ってきて、
その子はその場ですぐに修正する能力があります。

しかし・・・

この子は、私とお父さんの間に挟まれて悩んでたかもしれない・・・
そう考えると、私が指導できるはずがありません。

親子の信頼関係を壊す事は私にはできません。

「親・指導者・子供」

この3点が崩れると、指導は成り立たない事を
改めて痛感させられました。

最後に責任を負うのは「子供(自分)」
次に「親」
最後に「指導者」です。

私の責任は「気づかせる事」かもしれませんが
親の責任を上まる事は有り得ません。

学校の先生にすべて丸投げ!
塾に任せっきり!

親の自己責任を考えさせる一日でした。
親は子供にとって一番身近にいる最大の応援者です☆