日別アーカイブ: 2011年4月17日

スポーツを通じて伝えたいこと☆

被災地では、まだまだ先が見えない状況での
避難所生活が続いています。
一方では何事もなく、普段どおりの生活を送っています。

野球どころではない地域もあれば
何ら今までと変わりなく野球ができる地域もあります。

今回の震災で、たくさんの仲間が苦しみました。
亡くなってしまった仲間もいます。
自宅が津波で流された仲間もいます。
身内を亡くした仲間もいます。
たくさん傷つき、そして涙を流しました。

私の大切な友人は
「命があるだけで感謝」
「心配していただけるだけで感謝」
という言葉を口にしました。

このブログでは、当初から
「協力すること」
「助け合うこと」
「子どもが傍にいるだけで感謝」
を訴えかけていましたが、私の言葉には重みがありませんでした。

大切な物を無くした人たち
傷ついた人たちが「感謝」を口に出します。

物がたくさんあったり
人を傷つけていると「感謝」を忘れてしまいます。

今、目の前にあるものは当たり前ではありません。
それに気がついた人は「行動」が変わるはずです。

グラブが無ければ磨くことはできません。
大切な人がいなければ挨拶だってできません。

今のうちに、グラブを磨こうよ!
今のうちに、自分の気持ちをしっかり伝えようよ!

私は震災後の8日間、石巻の実家と連絡がつきませんでした。
兄から連絡が入り「大丈夫!」の言葉を聞いたとき
その一言で安心し、そして救われました。

たった一言の言葉の大切さを学びました。
「ありがとう」と言う感謝の気持ちを
たくさんの人に言えれば、幸せを運んで来るでしょう!

「おはようございます」と言う挨拶を交わせれば
その日は、すがすがしい一日になることでしょう!

スポーツの世界が原点に帰る時であり
少年野球の世界が「青少年の健全育成」が目的であり
大人のストレス発散の場ではないこと。
そして何よりも「子どもが主役」であることを
改めて強く感じました。

私はこの震災を忘れることなく
野球と向き合って行きたいと思います。

そして、自然を愛すること。
ゴミを捨てる人ではなく、拾う人を心がけます。
これ以上、天災が起きませんように・・・(祈)