月別アーカイブ: 2012年1月

ちょっと、ちょっとちょっと・・・(^^;)

小学生低学年の子どもが、チームの方針で
週末は朝から長時間練習で
平日は、チームとして週一の休み?はあるものの
残りの4日間は、夜間練習をしているそうです。

しかも、出来ないと怒られ、
子ども達は怯えながら・・・(^^;)

子ども達の心理状態には目を向けず
「俺達はこれだけ厳しくやっているんだ!」
と、頑張っているとの事。

肝心の子どもは

ボールの握り方も知らず
まっすぐも立てず
キャッチボールもバラバラ
バッティングもバラバラ・・・

特に指導はなく、毎日のメニューを消化するだけで
やらないと、出来ないと怒鳴られて、子ども達には
笑顔はまったくないそうです。

「追い込む」

百歩譲って、そんなに子ども達を追い込みたいのであれば
荒波に立ち向かわせるための、しっかりした「船」を
準備してあげるべきでは?

荒波に向かって
「とにかく何でもいいから海に出ろ」
では、無謀過ぎます。

「頑張る」ことも大切ですが
「顔晴る」ことも大切です。

強気な心を育てたい・・・


広島で活躍された、故・津田恒美さんが殿堂入りされた。

「弱気は最大の敵」

津田さんの信念でもあるこの言葉は
今を生きる子ども達にも、伝えて欲しい言葉だ。

行動を始める前の心の中
結果が出たあとの心の中

強気なのか、弱気なのか
この違いには、大きな差がある。

成功者の多くは、強気の方が多い。
人間だから、弱気の心が見え隠れするはずだが
自分自身との戦いで、強気な心が
弱気の心を押しのける。

迷いや悩みは、誰しもが持ち合わせているはずだが
強気な心は、それをも押しのける力がある。

強気な心を育てたい・・・

私の偏見で、抽象的だが
一般的に言われる「良い子」ほど弱気だ。

何事もない時は、順調に進むのだが
目の前に壁が立ちふさがると、
本当は誰でも乗り越える力を持ち備えているのに
その力・エネルギーが少なく、諦める方向に進む。
一見、その諦めの姿が「素直」に見えてしまう。

「何とかなる」
その強気な心は、いい加減に見えてしまう。

どちらが良いのか、正解はない。
その論争も必要なし。

ただ・・・

野球のプレーにおいては、強気であるべき。
失敗したあとを、観察して欲しい。

その子の、心の中の本物の姿が見えるはずだ。

失敗した時ほど、堂々としていても良いのではないか?
下を向く必要もない。
試合中なら尚更だ。

そこに追い打ちをかけるように
怒鳴っている指導者が、本当に多い。
幸せな人達である。

弱気だから、吠えたがる。
強気な人は、見守ることができる人。

強気な人でありたい。

自立するための準備期間

【自立】とは?

他への従属から離れて独り立ちすること。
他からの支配や助力を受けずに、存在すること。

「精神的に、自立する」

ツꀀ「従属」は権力や威力のあるものに依存することを指すので
ここでは「親」「保護者」「指導者」が当てはまるでしょう。

昨年末に「自分のことは自分で・・・」というタイトルで
皆さんからたくさんのご意見をいただきました。

http://mft.jp/blog/index.php/archives/2102

夢太郎さんのコメントにあった

「自分のことを自分でしない人が
誰かのために何かをすることは難しいのでは?」

この言葉に集約されていると思います。

大人は都合の良い時に
教育の一環として、この言葉を使います。

「自分のことは自分でやりなさい」

ただ現実は、誰かの手を借りなければ
生きて行くことは不可能です。

だからこそ、そこに感謝が芽生えます。

子どもに手本を見せる意味でも
出来ることは自分ですべきでしょう。

子ども達が、まだグランドで動いているのに
大人が先に食事をするのは好きではありません。

お客様に対してはそれでも構いませんが、
同じユニホームを着ている立場の大人が
「我先に・・・」という姿は、指導者の質を
子ども達に見抜かれると言うことです。

子ども達の心の中は
「大人はずるい」と思っています。

これから自立しようとする子どもたちに対して
大人がどんな姿を見せれるのか?

相手チームとの勝ち負けよりも
こちらの勝負の方が、大一番です。

野球がうまくなりたい・・・

最新の脳科学では、
「イメージしたことが、目の前に現れる」との事。

それが当たっているか、外れているのかはわかりませんが、
もしそうだとしたら、「プラス志向」であるべきだと思います。

過去の野球経験では
打席に入って、迷いがある時は結果が出ませんでした。
守っていて不安な時は、エラーをしました。

ゴルフ経験では
「池がある」
「バンカーがある」
嫌だなぁ~と言う信号を送ると
本当に、池やバンカーの方向にボールが飛んで行きます。

迷いや、不安な精神状態の時には、「マイナス志向」の信号を
脳に送り続けていることになるので
悪いイメージが目の前に現れるのではないでしょうか?

今年はどんな「プラスのイメージ」を送り続けるか・・・
私なりに考えてみました。

「野球がうまくなりたい」

この信号を意識して、送り続けてみます。

一般的には
「勝ちたい」という思いが先行するのかもしれません。

ここが落とし穴・・・

勝つための選手起用は
一部の選手を酷使し、故障へとつながります。

勝ちさえすればなんだっていい!
思いやりや、素直さを奪うことへつながります。

プレーヤーであるならば
「もっともっと、野球がうまくなりたい!」

指導者であるならば
「もっともっと、野球を教えるのがうまくなりたい」

そう強く思い続けることによって
「何か」ヒントが目の前に現れるような気がします。

結果として、勝利につながれば良いでしょう。
仮に勝てなくても、学ぶことは出来るはず。

野球との向き合い方は
「純粋」であって欲しいなと、強く思います。

恩師を囲んで・・・

今日は、恩師である竹田利秋先生を囲んで
第16回の竹友会(ちくゆうかい)が開催されました。

会場には現役プロ選手、プロOB
東北高校OB、仙台育英OB、国学院大学OB
その他多くの関係者が集まりました。


前列 左から広島・梅津 巨人・矢野 竹田先生 ロッテ・渡辺俊、伊藤義
後列 楽天・聖沢、嶋の各選手

上に立つ者は、たくさんの人の協力があって
そこに担ぎ上げてもらったからこそ、その地位がある。

自分さえ良ければそれでいい・・・

そんな考えでは、絆や感謝と言う言葉は当てはまらない。
上に立つ人は、どうか全ての人を気にかけて欲しい。

人から「信用」されるのは良いことだが
「信用」では、まだ薄い。
「信用」から「信頼」に変わってこそ本物だ。

こんなお話をしていただきました。

若い頃は気が付きませんでしたが
恩師の存在が、年々大きくなっています。


ロッテ・渡辺俊介投手と広島・梅津智弘投手を囲んで