日別アーカイブ: 2012年9月15日

「考える力」を育てる・・・

暑さも和らいだとは言え、まだまだ残暑が厳しいようです。

グランドで…

試合中に、「一球一球」に対して指示を出す光景を見るのですが
どうも違和感を感じます。

これは私の考えであり、人に求めるものではありませんが
ツーアウト・ランナーなし…

この状況でも「サイン」を見る習慣は
何かチームにより、目的や意図があるのでしょうが
本来このケースで出すサインはありません。

もし、「セフティーバントのサイン」や
「普段からサインを見る癖をつける」目的があったとしても
それは、自分で「考えさせる」べき状況です。

打席で「一球一球」指示を出されたら
自分で考える時間を奪われてしまうので
子ども達は、何も考えないで
指示通りに動こうとはするのでしょうが
自分の考えはまとまりません。

ましてや、そこで「怒鳴り」が入ったら
「委縮」から動きを制御されるでしょう!

自分で考えれる状況で育っている子どもは

「なぜ、あそこでこうしたんだ?」

と問えば、根拠を答えてくれますが
指示を聞くことに、神経を費やす子どもの答えは
何も言えないか、言えても「すみません」の
言葉しか出て来ないでしょう。

大人は
「自分で考える」大切さを知っています。

「空気を読め!」
「判断力を磨け!」
「集中しろ!」
「自分のことは自分でやれ!」

そう言いながら、野球が
子ども達から「考える時間」を奪ってはいないでしょうか?

もし私が打席に立っていて、一球一球指示を出されたら

「お願いだから、黙っててくれ」と思います!

子ども達が「考える力」を養えるような言葉を
必要なポイントで、掛けてみてはどうでしょうか?