親であれば、誰もが経験するのですが
子どもに向かって
「ほらっ! あいさつしなさい!」
野球教室で必ずあるのが
「全員で声をそろえてあいさつしましょう!」
もちろん悪いことではありません。
ただ、それに慣れた子どもは、「一対一」の時になると
会話ができなかったり、自分を表現できなかったり
そんな傾向があるように感じます。
だからこそ
「感じる日」を待ちたいと思います。
「感謝しろ!」と言われたって
何にどう感謝したら良いのかわかりません。
「あいさつしなさい!」と言われたって
言われるから仕方なく「あいさつ」するだけです。
「心」のない選手のプレーは
「心」のない野球になります。
私の知っている一流の方々は
一流の「心」を持っています。
そしてその土台の上に、「技術」が
乗っています。
野球だけがうまくても、苦労します。
子ども達は成長に伴い、人を見る目が養ってきます。
「やっぱりあいつは無理」
そのうちに大切な仲間を失いかねません。
勝ち負けしか考えず、子どもの心を見ない「野球」は
危険がいっぱいです。
以前は心を閉ざした子ども達に対して
教師が体を張って指導してくれました。
親が見えないところで
親が気づかないうちに・・・
そこに「お任せします」と言う信頼関係が存在しました。
今の教育方針では、教師も「最低限の指導」しか
できない状況にあります。
だからこそ地域のスポーツ団体の役割は
大きいのです。
私の偏見ですが
親が頑張り過ぎる人ほど、子どもは何かを抱えています。
行く末は、子どもが心を閉ざし親子関係に影響が出ます。
親子で一緒に「楽しむ野球」の良い点は
コミニケーション能力を高めてくれます。
野球が上手でも、心に何かを抱えている子どもに出会うと
「何とかしないと」と思ってしまいます。
「最低限」ではダメなんです。
本当に余計なお世話で、いつも失敗ばかり。。。
でも、私が楽しまないと・・・(^^;)
教えるって本当に難しいですね。