今回の合宿で気になったのは、「生活習慣」です。
今後の土台となる「躾」や「常識」においては
危機感を覚えました。
私達の合宿では、食事の準備は
「小学生」「中学生」「大人」の当番制で
ご飯や味噌汁を自分達で協力しながら準備をします。
小学生が当番だと時間は掛かりますが、見守ります。
極力大人は手を出しません。
中学生が当番で
小学生の目の前にご飯や味噌汁を運んでくれた時に
「すみません」
「ありがとうございます」
と言える子どもと、ピクリとも反応出来ない子どもに
分かれました。
食事中は、片膝を立てて座ったり
ごはん茶碗に箸を立てたり
準備や後片付けなど、苦手な子どもが見受けられました。
子ども達との会話の中で聞いてみました。
ご飯・味噌汁はどっちに置くの?
箸は?
片付けは?
チームの合宿では?
答えは・・・
「知らない」
「やったことない」
大人が全てやってくれるようです。
「野球に集中」の考えが、このような形で現れました。
子どものために良かれと思った大人の行動は
実は「子どものため」にはなっていない一例です。
自分で出来ることは、自分でやらせる!
大人が手を出す部分と、見守る部分を判断する!
日頃の生活習慣がよく見えるのが合宿の良さです。
チームスポーツは、この点を無視できません。
家庭やチームにおいて、あるいは学校や職場において
ぜひご一考ください。
子ども達は天才です。
習慣になれば、良くも悪くも何でも身に付きます。
「野球ばっかり」は危険です。