日別アーカイブ: 2014年9月10日

個々の能力を引き出す・・・

IMG_4670

指導者の役割りは
一人の人間(子ども)の能力を引き出すことであり
その線引きに、「野球が上手い・下手」は
一切関係ありません。

特に高校前の少年野球の指導に関わる方には
子どもの居場所や役割を作ることで
大きな心の土台を築いて欲しいと願っています。

「チームを支えるのは、背番号を付けた人間のみ」

青少年の健全育成をうたっているチームが
そんな方針で良いのでしょうか?
私はまったくそうは思いません。

いくら野球が上手くたって

「人の痛みがわからない人間」
「自分さえ良ければいい人間」

を作って良いのでしょうか?

野球が上手じゃなくても

「人の痛みがわかる人間」
「相手を思いやる人間」

を育てて行きたいと・・・

「自由」の履き違えと
「厳しさ」の履き違えの元は
すべて勝利至上主義から生まれてきます。

大会に優勝した指導者が
良い指導者ではありません。

勝てなくても、負け続けたとしても
子どもの心を育ててくれる指導者がいます。

個々の能力を引き出してくれる指導者が
本物の指導者ではないでしょうか?

人の嫌がる仕事をする子どもがいます。
相手を気遣う優しさを持った子どもがいます。

技術だけではなく
そんな所にも目を向けれる指導者が
増えることを願っています。