太る!

根拠のない話で恐縮です。

私のプロ野球選手の友人は、子供の頃「デブ」ばっかり!
それが年齢と共に上に伸び
そして横に広がり
そしてまた伸び・・・

私が小学生の時は、東北弁で
「お相撲さんになんでねぇ~の!」と言われてました。

そして成長期を向かえて
私が中学卒業時は177cmで80キロでした。

高校に入り、あまりの練習量の多さに食事も喉を通らなくなり
65キロまでダウン!
高校三年時には72キロくらいだったと思います(^^;)

社会人野球に入りほどほどの練習量で体重が増加!
182cmの85キロの体に成長しました。

高校時代は二番バッターだったのに
社会人野球ではクリンアップを打たせていただきました。

今日の結論!
小学生はまず「太る」事が優先されるべきかなと・・・

今の子供たちは、練習が長すぎて太る暇もないのでは?
そんな根拠のない心配をしてしまう今日この頃です。

成長過程!


久し振りに虹を見ました♪

こんな事を度々言われます。

「佐藤さんは好きな野球の仕事に携われていいですね!」
「憧れのプロ野球選手になれていいですね!」

確かにありがたい事で「日々感謝」の毎日です。
しかし、好きな道ゆえに苦しいことも多々あるのも事実です。

私が思う感謝とは「楽しさ」半分、「苦しさ」半分で
人生が成り立っていると思っています。

五分五分で充分かなぁ~と感じています。

今苦しければ、そこから這い上がっていく事ができるし
今が幸福なら、傲慢にならずに地道に努力を継続する。

ひとつの事を長く継続する為には、この道が最善だと思います。

「自分らしく・・・」

子供たちの姿を見て感じる事があります。
大好きな野球とは言え、いつか必ず「苦しむ時」が来ます。

しかし、それは「小学生」ではありません。
「中学生」でもありません。

日本の現状の体制を見れば「高校野球」では
「苦しさ」を体験しないと上には上がっていけません。
この時期は大いに苦しむべきです。
その山を越えて初めて成長する事ができるでしょう!

間違ってもレギュラーだから、控えだからは全く関係ありません。
人間の成長においてその立場は意味がありません。

勘違いしているのはレギュラーだから「偉い」とか
補欠だから「偉くない」といった風潮があることです。

この点は、すでに少年野球界にも充満しています。
浅はかです。

野球道を知っている人は、そんな指導はしません。
人間一人の存在を野球の上手下手で判断する事はしません。

小学生が苦しそうです。
中学生も苦しそうです。

私の目には、楽しそうに映りません。
この時期は「野球がやりたくて仕方がない」と言った精神状態に
どう持っていくかが全てです。
そこに善悪の判断を教えて行くことが出来れば充分です。

急ぎ過ぎると失敗します。
上手すぎると失敗します。

体が出来上がっていない子供に必要以上の練習量は
子供の成長を妨げていることに気が付いていません。

「一生懸命にやって何が悪い!」

知らない人はそう答えます。

2009サマーキャンプ情報☆第二弾


キャンプ使用球場

久し振りの更新になってしまいました。
すみません。

サマーキャンプまでもうすぐです。
今年も北海道・東北・関東を中心に申し込みをいただいております。
ありがとうございます。

詳細は下記にてご確認ください。

http://mft.jp/school_top.htm

今年のキャンプでは・・・

生活環境や習慣の違いにより
子供たちの生活習慣が一昔前とは違ってきています。

実際にどれほど大きな影響があるかは計り知れませんが
スポーツの世界ではマイナスの要因が多々あります。
我々はこのポイントを見過ごすことはできません。

体の問題
拇指球を使えず、踵(かかと)と外側体重が「開き」の原因を作っています。
股関節・足首の動きの悪さが野球技術に直結しています。
たとえば裸足になる機会はどうでしょう?
以前は体育の時間や運動会は裸足でした。
おそらく足指は今の時代よりは使っていたと思われます。

心の問題
親子を中心とした事件が多発しています。
ルールやマナーを守れない人が増えています。
自己中心的発想ではなく、他人を思いやりながら
自立に向かった心の育成を目指します。

技術の問題
テクニックに走りすぎていて、土台作りが疎かになっています。
ボールの握り・ボールさばき・バットコントロール
立ち方などを中心に、自身の能力を最大限に引き出せるように
良い習慣を身に付けさせます

その他
親が教育熱心で塾や習い事で大忙しで遊ぶ暇がありません。
携帯電話・ゲーム機・パソコンなどの電子機器の普及により
夜遅くまで触っている子供が増えています。
睡眠時間の減少に伴い、子供たちは常に疲れている状態です。

こんな時代背景の中で、私達が野球を通じて子供達に伝えられる事は?
今回のサマーキャンプのテーマもここにあります☆

【体の改善】

  拇指球を意識させる  → 地下足袋を履かせます!
  目の疲労を取る    → 動体視力をアップさせます!

  パワーポジションを意識させることにより
  正しい身のこなしを習得します。

【心の改善】

  団体生活の中で、他人を思いやったり、助け合ったりすることにより
  リーダー的役割のできる子供の育成を目指します。

  どう考えどう行動するか?
  生活習慣を見直す「きっかけ」の場にします。

【技術の改善】

  「真っ直ぐ立つこと」
  そして「立てること」を目指します。
  すべてが野球の技術向上に繋がります。

【最後に・・・】

  「野球の楽しさ」「仲間の大切さ」「感謝の心」を
  伝えるキャンプを目指します。

初めの一歩♪

どんなに優秀なパイロットでも
どんなに運転の上手なドライバーでも
どんなに有名な料理人でも
どんなにプロ野球選手でも

みんな初心者からのスタートを切っています。

いきなり現在の力が身についていた人はいません。
時間と年月の積み重ねにより、今があるはずです。

自動車学校の教習車が制限速度を守り
慎重な安全確認にイライラしている人がいます。
さらに上級なアホは後から車を煽っています。

「自分も同じ時期があったくせに・・・」

電車の中で赤ちゃんの鳴き声にイライラしている人!

「お前もそうやって大きくなったくせに・・・」

人の立場になって考えれば簡単な事なのに
心の余裕がまったくなく、その事にも気が付きません。

免許を取ったばかりでドライブに出掛けたとしましょう♪
あなたは若葉マークをつけた初心者です。
「ドライブ」は昔からの憧れでした。
しかも買ったばかりの新車です。
助手席にはあなたの身近な人を想像してください。
(その人は車の免許を持っています)

前日に洗車も完了!
楽しい時間を過ごすためにCDも準備しました♪
天気も最高☆
さぁ、いよいよ出発です!

すると、助手席の人が・・・

「何で、もっとスピードを出さないの!
 ほら、そこを右!
 そこに歩行者がいるじゃない!
 どこ見てるの!
 信号が変わる!
 何で車線変更しないの!
 もういいよ!下手だなぁー運転変わろう!」

これでは初めてのドライブも楽しくはありません。
その人とは二度と車に乗らない・・・と思うかもしれません。

「もうちょっとスピードを出しても大丈夫じゃない?
 次の信号を右だね!
 歩行者がいるから気をつけてね!
 運転うまいじゃない?」

こんな感じだと益々ドライブが好きになるかもしれません。

「また行きたい!」

その思いはとても大切です。

野球も同じです。
最初から完璧な子供はいません。
失敗の連続です。
指導者自身ができないくせに、なぜ子供に怒鳴ってばかりいるのでしょう?

「野球は楽しくない!」

子供にそう思わせてしまう罪は大きいと思います(^^;)

軸を作る!

マイケルジャクソンさんの追悼式が米ロサンゼルスで行われました。
彼の歌と踊りは世界の人々に影響を与え続けました。

東京ディズニーランドの開園当時からあった3D映画の
「キャプテンEO」を覚えている方も多いでしょう。

1992年の東京ドーム公演にも足を運び
あの「ムーンウォーク」を間近で見て、その踊りの格好良さと
周りの空気に圧倒され、ボーッと突っ立っていた記憶が蘇ってきます。

亡くなってからテレビで多くの映像が流され
マイケルの歌と踊りを見る機会が自然に増えました。

ある番組で気になる言葉を耳にしました。
定かではありませんが、日頃の生活を良く知っていて
身近にいる方のコメントのようです。

「彼は変なんです。いつも頭だけ動かないんです」

んっ?
何て?
頭が動かない?

そして、「スリラー」の曲が流れ出しました。
曲の中に頭を動かさないで、左右の足を入れ替えるシーンが・・・

その動きはスポーツには欠かすことは出来ないので
スクールや南三陸キャンプでも必ず練習するのですが
「移動する速さ」と「ピタッと止まる」シーンは驚きです。

なぜマイケルの動きが独特でカッコイイのか
少しだけ見えてきました。

ひとつは「細い軸を持っていること」
そして自由自在にその軸を「平行移動させること」
おそらく「真っ直ぐにしたり崩したり」の動作を
いとも簡単にできてしまうのではないかと思います。

持って生まれた物なのか、それともトレーニングで磨いたのかは
わかりませんが、動き作りには欠かせないポイントです。

打った打たない!
捕った捕らない!
勝った負けた!

結果だけで判断している人には
目に見えない「軸」は絶対に見ることはできません。

ここを見ようとすると、私もまだまだ入り口ですが
「興味のある世界」が見えてきます。

合掌