写真に映し出された姿☆

スクール生からバッティングフォームの
連続写真を見せてもらいました☆

文句のつけようがない素晴らしいフォーム!
距離も良し!
ラインも良し!
トップの位置も良し!

おやっ!
後ろのベンチの子供達は何だ?

偶然かと思ったら、違うカットでも
同じような姿(^^;)

ボールを追いかけずに
試合中、違う遊びをしています。
ボールをまったく見ていません。

どうしても大人は試合の動向を
追いかけてしまいますが
もっとまわりの環境に目を向けて見てください。

控え選手のベンチの姿!
親が応援する時の言葉!
指導者が選手に掛ける言葉!
ユニホームの着こなし!
タバコの吸い方!
弁当の後始末!
グランド整備!

少年野球における勝ち負けではない
もっと大切な大人の環境作りがそこにあると思います。

それができた時、本当の意味で
「意識の高いチーム」がスタートするはずです。

そんなしっかりとした環境があるならば
子供達は真っ直ぐに育つでしょう☆

写真には写らない子供達の心の中の姿も
大人が読み取る必要があるでしょう!

試合に「はまる」と
周りの環境は全く見えなくなります!

意識の低さ(^^;)

あるチームの指導者が
最近の子供達に対して
「意識の低さ」を嘆いていました(^^;)

「もっと昔は野球小僧がたくさんいて・・・」
「チームに番長的な人間がいて・・・」

確かにうなずける指摘です!

しかし、学校の敷地内で
タバコを吸っている指導者に対して
逆に私は「指導者の意識の低さ」を
感じてしまいました(^^;)

学校は教育の場!
授業中タバコを吸う先生はいません!

「意識の高い人」
「志を高く少年野球に関わっている人」
「野球の本質を知っている人」

その人達は学校の敷地内では
絶対タバコを吸うことはありません!

皆さんのチームの指導者の意識は
高いですか?
それとも低いですか?

グランドでタバコを吸って何が悪い!
と思っている人がいるとすれば
その人は大変残念ですが
「意識の低い人」です。

アメリカの現状☆

アメリカで大変お世話になっている方に
アメリカの少年野球の現状を聞いたところ
以下のようなメールが届きました。
日本の現状とは練習時間など、大きく違いがあります(^^;)
参考になりますように☆

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現在、息子は6年生でリトルリーグと
ポニーリーグの両方に所属しています。
リトルリーグは小さいときからやっていてどちらかと言うと
レクレーション的なところがあります。
ポニーはベースのリードオフが出来たり
メージャーのルールに近くコンペティティブな野球をしています。

まずリトルリーグの場合ですが、シーズンが2月の終わりから
6月の前半までで20試合あります。
練習は週に2回、2時間ずつあります。
試合は週に1から2試合ありますので、練習はその週の試合数により
1日もしくは2日という事になります。
コーチは子供達の親が進んで
(多くのコーチは自分の子供を良いポジションにつけたい為?)
に引き受けます。中には野球の経験が無いコーチもいます。
これは困ったことです。

ポニーリーグは2月後半から5月終わりで終了です。
試合数も20試合です。
ポニーは試合が週に2回あり、練習は週に1日で
たまに特別練習日があることもあります。
練習時間は約1時間半から2時間です。
コーチは野球の経験の無い親は出来ないことになっています。

両リーグとも、あまり悪い言葉使いをするコーチはいませんが
中には試合中でも怒鳴るコーチがいるということは聞いたことがあります。
特に試合中ですと、コーチあるいは見ている親が暴言を吐いていると
審判が退場させることもあります。
やはり試合中に野球経験者であるコーチ達は
あまり技術的なことで怒ったりはしません。
怒ると子供達は萎縮してしまい
ゲームに集中できなくなってしまいますからね。

練習の内容は息子の所属しているチームによって随分と違います。
ポニーは毎回同じ基本ドリルを繰り返し行います。
ゲームシチュエーションでは連携プレーなどで
ミスをするとコーチが流れを止めて指摘します。
とっても良い練習だと思います。

リトルの場合は細かい技術などは教えるのですが、
チームプレーなどに関してはあまり教えていないような気がします。
無駄な時間に思えることもあります。

これが全てではないですが、子供達に野球を教える上で
怒鳴って教えることは出来ないと
気づいているコーチたちは沢山いますが
野球を知らない親達が子供達に怒鳴ったり
プレッシャーをかけている姿も沢山見かけます。

これで参考になったかどうかわかりませんが
日本の少年野球の指導者もすこしわかって欲しいですね。

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以上、原文のまま・・・

子供から教わる事☆

私の野球人生は失敗ばかり(^^;)
特別誇れるものはありません。

ただ、「私と同じ失敗を繰り返してほしくない!」
その思いは強いものがあります!

その失敗経験を元に、スクールや野球教室を通じて
子供達に「野球の素晴らしさ」や「奥の深さを」伝えればと考えます。

実は「教える身」でありながら
子供達に多くの事を「教わる身」でもあります(^^;)

スクールや全国で知り合う子供達に
私は怒鳴る事はできません!

叱る事は良くあります。
しかし、それは人間的な部分が中心です!

試合中に怒鳴ってばかりいる指導者は
「子供達に教わっている事」に気がついていない人達です!

今がチャンス☆

5月5日は子供の日♪

昨日は宮城県の日本三景・松島町で
日本プロ野球OBクラブ主催の
「第14回全国少年野球教室」が行われました☆

私は指導者・父兄の皆様を対象にした
講習会を担当させていただきました☆

内容は大人がどう子供達に向き合うか・・・
をテーマにさせていただきました。

耳の痛い話の数々!
しかし、松島町の方々は「子供のために!」
真剣に話を聞いていました。

終わった後に関係者に伺ったところ
やはり一部のチームでは
子供達に対して怒鳴り散らしているそうです(^^;)

私が常々思う事は
もし、いつも怒鳴っている人がプレー側に回ったら・・・

高目・低目のボールは振りませんか?
暴投は投げませんか?
ファーボールは出しませんか?
エラーはしませんか?

と考えます。
もし一生懸命やっているのに
怒鳴られたら?

しかも
「テメェー何やってんだ!」
「しっかりやれ!」

と言われたらどう思いますか?

怒鳴っている人ほど、我慢できなくて
そのチームを辞めてしまうでしょう!

人の立場になって考えれば
叱るにしろ、怒るにしろ
もっと悟らせるような表現ができるはずです。

そうすれば怒られても
子供達は素直に聞き入れ、行動が変わってくると考えます。
信頼関係も築けるでしょう!

親は指導者に対して思うところがあります。
また指導者も親に対して思うところがあります。
しかし、子供が主役!
耳の痛い話でも「子供達のために!」
お互いが尊重しあえるチーム作りをしてください。

子供達が大人の話を、あるいは野球の技術を
スポンジが、勢い良く水を吸うように・・・
そんな環境を演出する事が
我々大人の役割です☆

まずは「人」を育てる事!
あまりにも「勝敗」を優先し過ぎです!

しかし「人」が育った時
おのずと負けないチームになるでしょう!

今が変われるチャンスです☆