言葉との出会い

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ジャイアンツでお世話になった
須藤豊さんが提唱したのが

「AFT野球」

A→アグレッシブ  aggressive  気迫
F→ファンダメンタルfundamental 基本
T→テクニック   technique 技術

この3つの観点から予習と復習を
ノートに書き記しました。

テクニックに走り過ぎたり
基本を疎かにしたり
気迫・闘争心に欠け、弱気になったり

その日の自分を振り返り
翌日の目標を掲げて、野球と向き合ってきました。

この教えは、今でも「バックボーン」となり
「心の支え」となっています。

一番最初に必要なアグレッシブ・・・
現代の子ども達には、少し欠けているかもしれません。

闘争心
気迫
やる気
負けん気
強気
積極的

生きていく上では必要な項目ですが
大人の指示で動く癖が付いたり
怒鳴られてスポーツに関わっていると
自然に失われてしまいます。

「楽しさ」の延長線上に
アグレッシブが存在するのではないでしょうか?

第4回研究会のお知らせ

研究会を開催します。
チームの活動や、子育てにも役立てると思います。

子ども達の笑顔が増えますように・・・
皆様のご参加をお待ちしています。

◇日時◇
平成26年11月29日(土)
18時30分~20時30分まで

◇テーマ◇
「指導者の願い」
「親の願い」

◇場 所◇
埼玉県熊谷市立石原小学校 2階会議室
埼玉県熊谷市石原3-1-1

◇参加資格◇
NPO法人日本少年野球研究所2014年正会員(年会費1万円)であること
または2014年準会員(年会費3千円)であること

※随時、会員・準会員を募集しています。
参加日にご入会いただけます。
入会日より1年間有効

◇その他◇
研究会参加料は無料です。
室内履き(サンダル可)が必要です。

◇問合せ/申込み◇

mail: jbbl@mft.jp

気づく気づかない・・・

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震災後に被災地を訪れた方々が
口々にこう答えました。

「元気を与えに行ったのに
逆に元気をいただきました!」

被災地に足を運んだからこそ
その事に気が付くことが出来たのだと思います。

 

グランドでは・・・

 

「教えている側なのに
子どもから教わる事の方が多いこと」

 

その事に気が付くか気がつかないか
ここは大きな分かれ道です。

「俺は教えてやっている!」

そう思えるからこそ
子どもに対して怒鳴れるのです。

守備を終えてベンチに戻る子ども達に対し
椅子にドッカリと座っていられるのです。

だから、子どもの前でタバコを吸えるのです。

そんな些細なところに
指導者の品格が見え隠れします。

子どもは「宝もの」です。

報われる・・・

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ある保護者の方が

「うちの子どもは優しすぎるんです!」
「だからレギュラーになれないんです!」
「いつも球拾いや、裏方の仕事ばかりで、損をする性格なんです!」

何事に対しても一生懸命な性格なのに
親が自分の子どもを認めてあげれないのは
あまりにも残念でなりません。

一生懸命努力したのに・・・
あんなに頑張ったのに・・・

レギュラーになれなかった!
勝てなかった!
甲子園に行けなかった!

「だから、報われなかった」

人間の努力は、そんな小さなものではありません。

一人の未来ある子どもに対し
野球の「うまい・へた」だけで
人格までをも否定するようなことは
あってはならないのです。

子どもがレギュラーになれなくても
コツコツ努力できる性格であれば

その努力は「今」報われなくても
必ず「先」で報われます。

将来、結婚して子どもが出来て
家庭やチームで、あるいは職場で
素晴らしい情報を発信できる教育者(リーダー的存在)
になれれば、そのことでも報われるのです。

「努力は報われる」

しかし、報われ方は様々です。
決して他人が「報われた・報われなかった」を決めるのではなく
一人の人間が、自分自身で感じ取るものです。

報われない努力などありません。
大人が子どもに伝えてあげてください。

休む勇気・・・

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昨日は祝日のため、早朝より練習や試合があり
一日フルに動いたコンディションで
夜のスクールに参加してくれました。

感謝します。

その一方で、子ども達の「疲労度」が気になります。
動きを見れば一目瞭然で、最悪のコンディションです。

こんな日は、できるだけ

「投げない」
「走らない」
「動かない」

と言った基本動作中心のメニューに変更します。

一人の小学生に聞くと

子:「朝5時に起きました」
私:『それじゃ、眠いなぁ~』

子:「眠いです・・・」
私:『じゃぁ、今日は早く帰りな!』

子:「いや!打ちたいです!」
私:『今日は何をやってもうまく出来ないから、止めた方がいいぞ!』

それでも、頑張り屋のその子は
「打ちたい」一心で、バットを振りました。

その気持ちは尊いのですが
私の目にはフラフラで、体をコントロールできる
コンディションではありません。

ティーバッティングを途中で止めました。

子どもが自分で判断できれば良いのですが
できない場合や間違った判断をする場合も多々あります。

そんな時こそ、大人のアドバイスが必要です。

休むことは「罪悪感」と思っている
頑張り屋さんが多くいます。

私も現役時代は、休むことを恐れ
自分を追い込み、そして無理をして
故障して潰れるタイプの選手でした。

チームで置かれた立場を考え

「もっと練習しなきゃ!」

その焦りが故障へと繋がったのです。

もしも、もう一度現役をやり直せるとしたら
上手に「体を休める」ことに気を使うでしょう(笑)

スクール生のご父兄から

「今日は朝が早かったので・・・」
「試合終了が遅かったので・・・」
「疲れている様子なので・・・」

と、子どものコンディションを観察して
子どもと話し合って「お休み」の連絡をくれる方もいます。

頑張ることだけが選択肢ではなく
「休むことも練習のうち」です。

「休む」と「さぼる」は
まったく異なったものです。

勇気を持って休んでください。