日別アーカイブ: 2010年3月18日

優先順位???

講習会で「野球に関わる目的とは?」の内容の中に

親は「自立に向けて」
指導者は「人を育てるお手伝い」
地域は「我が子同様に見守る」

それぞれの立場で大切な点を訴えています。

誰だって自分の子供が一番可愛いに決まっています。
しかし、野球の素晴らしさは「力を合わせること」を教えてくれます。
試合中でさえ、助けてもらったり助けてあげたり・・・

子供たちには「力を合わせて」と言っているのに
親同士のヒソヒソ話は・・・

試合に出る先発メンバーを見て
あるいは試合途中の選手の起用について
親がこう言うそうです。

「なんであの子が試合に出てるの?」

「なんでうちの子が先に入ったのに?」

「なんでうちの子の方が上手いのに?」

「なんであの子の親は何もしないのに?」

おそらく多くの方がこのセリフを耳にされているでしょう?

このことをひとつ取ってみても
少年野球に関わる姿勢が間違っています!

「試合に出れて良かったね」
「ナイスバッティング」
「体は大丈夫?」

他人の子供に対しても我が子同様に見守る事の出来ない空気が
そのチームにあるとすれば、その環境は子供にとって
決していい空気とは言えません。

不思議なことですが、他人のことを思いやると
最終的には自分の元に助けてもらったり
力になってもらったりして返って来ます。

子供たちの純粋な気持ちを壊したり
チームでトラブルを起こす原因は
常に私たち大人であることを忘れてはいけません。

主役は「あなた」と「あなたのお子さん」ではなく
主役は「子供たち」です!