日別アーカイブ: 2010年3月17日

都合のいい言葉 「子供のために・・・」

子供は近い将来「自分の足で」生きて行きます。
いつまでも親にベッタリでは気持ちが悪く
子供は親離れを・・・
親は子離れをしなくてはいけない時期が来ます。

少年野球の子供たちは、今はその準備期間!

飛び立つ前に親の教育を受け
社会の力を借り、たくさんの仲間と協力し合いながら
汗と涙を流し成長しその時を迎えます。

外は雨・・・

ある親は、通学する子供が雨に濡れて
「風邪でも引いたら大変」
とういう思いで車で校門まで送り迎え!

どしゃ降りや台風の日だけではなく
少量の雨でも、気温が低くても
「子供のために」と・・・

遠距離ならまだしも2ー30分程度の距離なのに・・・

子供は雨に濡れる事もなく
親の力を借りて、風邪を引くこともありません。

「生きる力とは?」

「先を見る力」と「先を読む力」が不可欠です。
これは理屈ではなく、子供が日々の生活で自然に身に付けること!

傘をどう使えば濡れないか?
風を読まなくては濡れてしまいます。

万が一濡れた場合に何が必要か?
替えの靴下が必要です。
濡れた靴下を入れるビニールが必要です。
先を読んだ準備が必要です。

都合良く私たち大人は「子供のために・・・」と言います。
しかし本当にそれが子供のためなのか?

誰しも大人はその判断をよく間違います。
「子供のために」と言いながら
「自分のために」というケースは多くないでしょうか?

「俺はお前の為にやってるんだぞ!」
「お前を思ってるから言ってるんだぞ!」

そう言ってグランドで怒鳴りまくっている指導者がいます!
家庭で子供に怒鳴りまくっている親がいます!

いま一度、冷静に考えてください。
時には必要な行為かもしれませんが

グランドで言ったこと
家庭で言ったことは

「本当に子供のためですか?」

本質はそこに何か「大人の都合」があるはずです。
それに気がついたとき
人は幸せになれるような気がします。