どこの家にもあった木彫りの熊
昔・・・
アメリカ・ロサンゼルスに子供たちを連れて行ったサマーキャンプ!
頭の中にフッと思い出した光景があります。
日本の子供たちとアメリカの子供たちの親善試合・・・
アメリカチームを指揮したのはアメリカのプロOB選手!
試合後の出来事でした。
「大変な失敗を犯してしまった」
理由は、一人の選手を試合に出すのを忘れてしまったから!
詳しく聞いてみると
「せっかくグランドに来た選手を試合に出さなかった」
「子供を傷つけてしまった」
そう言って当事者の子供に謝っていました。
「子供は野球をplayしに来たのに・・・」
その姿は罪悪感でいっぱいでした。
「子供が主役」
日本では勝利優先主義のチームが多く
残念ながら子供が主役になりきっていません。
様々な大人の理由がそこには存在します。
指導者の勝利優先もあれば
親の采配批判もあります。
「せっかく勝ってたのに、あの子をなぜ使うの?」
「なぜ交代させたの?させなかったの?」
「あそこであのサインはないでしょ?」
酷いケースでは
「あいつは俺の言う事を聞かないから試合に出さない!」
そんな指導者も現実にいます。
子供はなぜ早起きしてグランドに来るのでしょう?
決してベンチに座りに来ているわけではありません。
少年野球はあくまで「全員野球」を目指すべきです。
子供たちは大人より純粋です。
そして壊れやすいのです。
「親に心配をかけたくないから・・・」
「親に感謝してるから・・・」
そんな気持ちにさせて
仕方なくグランドに足を運ばせてるとしたら?
「野球を嫌いにさせる」
大人の罪は重いと思います。