日別アーカイブ: 2011年6月8日

子ども達と、どう向き合うか・・・

子供の成長には厳しさも大切である。

しかし厳しくすることと、グランドで怒鳴る行為は
まったく別の物なのに、履き違えている大人があまりにも多い。

厳しさとは何か?

声を掛けずに見守ることであり
自分でできることは自分でやらせることである。

子ども自身に気付かせ、それをいかに継続させるか。
そこに厳しさを私は求めたい。

被災地に入った皆さんが口を揃えて発言する言葉に
「励まそうと思って行ったのに、逆に勇気をもらいました」

そのことは、素晴らしい経験であり、世の中の人に伝えるべきだ。
お世話をする側の想いと、お世話になる側の感謝の想いが一致すると
そこに素晴らしい空気が生まれ、「お陰様で」が生まれる。
そこに気がつくと楽しさは倍増し、一気に加速して行く。

野球のグランドではどうだろう?

「子供たちに野球を教えてやっている」

おそらく何かのボタンが、ずれていると思う。
怒鳴っている人達は、間違いなく
「教えてやっている」が強調される。

子どもと純粋に向き合っている人達は
「教える立場なのに、子供たちから教えてもらう方が多い」
そこに気がつくことができる。

グランドで、大人も子どもも
「お陰様で」と本気で思えたら、そこに集まっている人達は
もの凄いスピードで成長するはずだ。

その環境を作るのも大人。
そして壊しているのも大人。

怒鳴られている子ども達は、何も悪くない。

思いっきりボールを投げればいい。
思いっきりバットを振ればいい。

それが「野球」だ!