月別アーカイブ: 2011年6月

下働き・・・

スクール終了後の体育館のモップ掛けは、
最高学年の中学三年生が中心に行なっています。

「上級生ほど下働きをする」

高校時代からの教えを大切にしています。

グランド整備や野球道具の出し入れの際に
上級生が遊んでいて、下級生ばかりが働く姿を見ると
とても残念でなりません。

違う場所では、まだ一生懸命に仕事をしているのに
自分の場所が終わったからといって手を休めたり・・・

「お~い!そっちはどうだぁ~?」

『こっちに二人ぐらい来てくれ~!』

チームにこんな空気や意識があると
リーダーが育ちやすくなるでしょう。

下級生の時に、上級生から嫌な思いを受けたのに
上級生がいなくなると、「今度は俺達の番だ」と言い
同じことを下級生に繰り返す・・・(^^;)

本来は自分達が嫌な思いをしたのだから
「俺達の時代は止めよう」となるのが本当の姿!
伝統とは、良い物を代々受け継いで行くことだと思います。

あるチームでは
「指導者がグランド整備をする姿を見たことがない」と言います。

子ども達と一緒にグランド整備をすることも
少年野球の世界では、指導者の役割り分担のひとつだと
私は考えています。

プライド???

「子ども達の持っている能力を、最大限引き出す」

能力はみんなバラバラ。
その前に、体格も柔軟性もみんなバラバラ・・・
「ひとつの形」にこだわらず
いろいろな打ち方や感覚があって当然だと思います。

その子がバランスが良くなったり
いいボールを投げるようになったり
捕れるようになったり
打てるようになったり

前向きになったり
明るくなって元気になったり
野球が楽しくなったり
考え方が変わったり・・・

チームの指導者以外の人に教えてもらうのを
なぜ否定するのでしょう?

大切なのは、自分の指導方法に従うとか従わないではなく
「子ども自身が伸びること」

子どもが伸びたのに、自分の理論と違うからと言って
「試合に出さない」と言う判断は
あまりにも幼稚な考えだと思うのですが・・・

私は自分の子どもが、私以外の人から教わって伸びてくれたら
本当にありがたいなぁ~と思います。

子ども達と、どう向き合うか・・・

子供の成長には厳しさも大切である。

しかし厳しくすることと、グランドで怒鳴る行為は
まったく別の物なのに、履き違えている大人があまりにも多い。

厳しさとは何か?

声を掛けずに見守ることであり
自分でできることは自分でやらせることである。

子ども自身に気付かせ、それをいかに継続させるか。
そこに厳しさを私は求めたい。

被災地に入った皆さんが口を揃えて発言する言葉に
「励まそうと思って行ったのに、逆に勇気をもらいました」

そのことは、素晴らしい経験であり、世の中の人に伝えるべきだ。
お世話をする側の想いと、お世話になる側の感謝の想いが一致すると
そこに素晴らしい空気が生まれ、「お陰様で」が生まれる。
そこに気がつくと楽しさは倍増し、一気に加速して行く。

野球のグランドではどうだろう?

「子供たちに野球を教えてやっている」

おそらく何かのボタンが、ずれていると思う。
怒鳴っている人達は、間違いなく
「教えてやっている」が強調される。

子どもと純粋に向き合っている人達は
「教える立場なのに、子供たちから教えてもらう方が多い」
そこに気がつくことができる。

グランドで、大人も子どもも
「お陰様で」と本気で思えたら、そこに集まっている人達は
もの凄いスピードで成長するはずだ。

その環境を作るのも大人。
そして壊しているのも大人。

怒鳴られている子ども達は、何も悪くない。

思いっきりボールを投げればいい。
思いっきりバットを振ればいい。

それが「野球」だ!

サマーキャンプ概要(南三陸町応援合宿)

日 時  :2011年8月14日(日)・15日(月)・16日(火)2泊3日

会 場  :小鹿野町総合運動公園野球場 
      (埼玉県秩父郡小鹿野町)

講 師  :大川 章 (元ヤクルトスワローズ 投手)
       駒田 徳弘(元読売巨人軍 内・外野手)
       佐藤 洋 (元読売巨人軍 捕・内野手)

宿泊施設 :小鹿荘
      (埼玉県秩父郡小鹿野町三山243  TEL 0494-75-0210)

スケジュール

8/14  午前  熊谷駅から送迎バス出発
   13:00  練習
   16:00  終了
   18:00  夕食
   19:00  講習会・夜間練習

8/15 
   09:00  練習
   12:30  終了
   14:00  マスつかみ・川遊び
   18:00  バーベキュー
   20:00  講習会・夜間練習

8/16 
   09:00  練習
   10:00  小学生交流試合予定
   13:00  中学生交流試合予定
   16:00  終了  

お問い合わせはjuku@mft.jpまで

   

南三陸町でのサマーキャンプ中止のお知らせ

恒例となっている夏休みのベースボールキャンプ!
今年で5回目となる南三陸町でのキャンプを計画していましたが
津波による甚大な被害を受け、現在も施設が避難所となっております。

復興の意味合いもあり、何とか今年も開催する方向で
状況を見守っておりましたが、地元関係者の皆様と検討した結果
南三陸町でのサマーキャンプは中止とさせていただきます。

たくさんの「絆」を築いてくれた南三陸町の皆様とこの町は
私にとって、言葉では言い表せない大きな大きな宝物です。
今でも開催したい気持ちは人一倍強いものはありますが
苦渋の決断をさせていただきました。

2012年の夏には、必ず南三陸町でのキャンプを復活します!

なお、講師を予定しておりました大川章さん(元ヤクルト)
駒田徳広さん(元巨人)にご賛同いただき
「南三陸町応援合宿」と言う趣旨で
埼玉県秩父郡小鹿野町でサマーキャンプを開催致します。

8月14日(日)~16日(火)の2泊3日です。

詳細は後日お知らせ致します。
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。